今回のいがモバでは路線をちょっと変えて、普段良く使っているお勧めの航空会社を紹介します。去年夏に就航した「春秋航空日本」というLCCを知っていますか?安いのにサービスも良くて、そのコスパの高さに今密かに人気を集めているLCCなんです。ちょうどこの週末に高松に行くのにまた利用したので、その時の写真を一緒に紹介したいと思います。
親会社は中国だけど、中身は「日本」のエアライン
春秋航空日本(通称:スプリングジャパン)は、2014年の8月1日に就航したLCC(ローコストキャリア)です。現在の就航地は広島・佐賀・高松(10月24日まで)の国内3か所で、今後中国への国際線や、新千歳や関空などへも就航を検討しているそうです。
親会社が中国最大の旅行会社「上海春秋国際旅行社」が経営する「春秋航空」なので、「中国の航空会社」というイメージを持っている方もいるかもしれません。ですが、実際には従業員のほとんどが日本人で、中身も「日本」的なサービスが提供されています。自分も初めて乗った時は抱いていたイメージと全く正反対の質の高いサービスに驚きました。
運賃は衝撃の片道737円~!毎月7日のセールは必見
春秋航空日本の実際の料金を紹介するべく検索してみたところ、1か月先の平日であれば、成田-広島の航空券が5,690円からとなっていました。支払手数料430円と成田の場合は空港使用料が380円別途かかるので、この日の場合は片道の総額が6,500円です。成田に行く交通費が別途かかりますが、それでも新幹線で東京から広島に行く場合の金額と比べると圧倒的に安くなっています。浮いた金額でホテルや食事をちょっと贅沢にするのもいいですね。
広島までの料金 | 新幹線 | JAL | 春秋航空日本 |
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2015年10月13日(火)
※9月12日に検索 |
18,040円 | 12,290円 | 6,500円 |
(東京駅発・ のぞみ 自由席) |
(羽田発・ 先得割引21) |
(スプリング・ 座席指定無・ 預け荷物無) |
春秋航空日本では毎月7日に、航空券を737円で販売するセールを実施しています。就航当初は知られていなかったので取りやすかったのですが、最近は口コミで広がり人気のセールとなっています。自分も毎月7日は春秋航空日本のページをチェックして、セールに挑戦しています。
明るく開放的な機内 やっぱりボーイング737型機が好き
これが実際の機内の写真です。多くのLCCがエアバス社のA320型機を使っているのに対して、春秋航空日本ではボーイング社の737型機を使っています。A320型機と同じ左右に3席ずつの配置ですが、空間設計がうまいのか個人的にはこの機内の方が開放的に感じます。座席のシートも灰色で、黒い座席よりも明るく広く感じますね。
LCCとレガシーの良いとこ取り!「レッグシート」がおすすめ
これが実際の座席です。今回は前方2列目・3列目の「レッグシート」といわれる座席を600円払って指定しました。たった数百円プラスするだけでJALやANA並みに広い快適な空間になります。LCCの料金の安さとレガシーの座席の快適性の良いとこ取りしたお得な席だと言えると思います。
有料の指定席なので(※10月25日からレッグシート指定料は800円)、隣に人が来る可能性が低く、団体客は機内中央から後ろに座席を割り当てられている事が多いので、騒がしいのが苦手な人にもおすすめです。
普通の席は多少狭いですが、前の座席の下の空間にきちんと足が入る設計になっているので国内線の1時間ちょっとのフライトでは全く問題ないと思います。エアバス社のシートより背中部分のクッションがしっかりしているので、疲れにくいと個人的に感じました。
LCCのイメージを良い意味で裏切る、客と向き合う丁寧な接客
春秋航空日本の機内ではCAの皆さんの笑顔が印象的です。LCCの中には事務的に作業をこなしている会社もありますが、春秋航空日本のCAの方々は時間の許す範囲で丁寧に一人一人の客と向かい合おうとしているのが伝わりました。
写真のお願いに快く応じてくださったチーフパーサーの河野さん。機内アナウンスがとても聞きやすく、どちらで経験を積まれたのか機内販売を購入するついでに話を聞いてみると、エアーニッポンと米デルタ航空を経て今の会社にいらしたそうです。春秋航空日本では、ほかにもJALなどの大手航空会社出身の経験者が多いとの事です。そこで培われたスキルが今の高いレベルのサービスに繋がっているのだなと思いました。機内で見かけたら、「いがモバ」で見ました~と心の中で(笑)言って下さいね。
隠れた機内販売の名品「嬉野茶」しかも、おかわり自由!
春秋航空日本では就航地の広島や佐賀などの名産品が機内で購入できます。そんな中でお勧めなのが、佐賀の名産の「嬉野茶」です。機内で飲むお茶なんてどこも同じ、と思っていたのですが、一口飲んだ時に、そのおいしさにビックリしてしまいました。深いお茶の甘味が口に広がっていきます。しかも200円でおかわり自由。隠れた名品です。
機内持ち込み荷物が厳しくなるのは残念。再検討を!
お勧めだらけの春秋航空日本ですが、残念な点もあります。10月25日の搭乗から手荷物のルールが厳しくなって、無料で機内に持ち込めるのが5キロまでとなってしまいました。小さめのスーツケースでも2~3キロあったりするので、このルールが厳密に適応されるのならば、ほとんどの人の手荷物が有料となってしまいそうです。他社は7~10キロまで無料なので、ここはぜひ再検討して欲しいと思っています。
機内持ち込み手荷物基準 | |
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ピーチ | 10キロまで無料 |
バニラエア | 10キロまで無料 |
ジェットスター | 7キロまで無料 |
春秋航空日本 | 5キロまで無料(10月25日~) |
「ツーリズムEXPOジャパン」で無料航空券をゲット?
今月26日・27日の週末に東京ビッグサイトで行われる、「ツーリズムEXPOジャパン」に春秋航空日本も参加するそうです。これは国内外のエアラインや観光協会、旅行会社などが、それぞれの魅力を紹介する旅行の一大イベントで、東京に居ながらにして色んな国を旅した気分になります。自分も去年初めて遊びに行って、凄く楽しかったので今年も行こうと思っています。去年の春秋航空日本のブースではじゃんけん大会が開かれて、優勝者に無料の航空券をプレゼントしていました。今年も何かイベントをやると思うので、都合がつく方は「ツーリズムEXPOジャパン」で春秋航空日本のブースに遊びに行ってみて下さい。
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。