今、急拡大を続ける日本と台湾を結ぶLCC。その一つ「タイガーエア台湾」に、いがモバが初搭乗しました。台湾人クルーの笑顔の機内サービスに、美食の国台湾ならではの絶品機内食!今月から名古屋と福岡にも就航する注目のLCCの搭乗記をお伝えします!
タイガーエア台湾ってどんなLCC?
急拡大を続ける日本と台湾を結ぶLCC。その中の一つ、「タイガーエア台湾」を今日は紹介したいと思います。
タイガーエア台湾を簡単に言うと、「チャイナエアラインの子会社」です。日本でいう全日空が出資するバニラエアのような感じです。
名前に「タイガーエア」とあるように、資本関係はちょっと複雑。シンガポール航空傘下の「タイガーエアウェイズHD」と台湾のフラッグキャリア「チャイナエアライン」の合弁会社によって運営されています。
予約システムなどは全てシンガポールの「タイガーエア」のものが使われていますが、台湾での地上業務などはチャイナエアラインが担当しています。
今月から名古屋・福岡にも就航!
タイガーエア台湾は、台湾とシンガポール・タイ・中国・マカオ・日本を結ぶ便を運行しています。(2016年1月19日現在)
中でも日本路線は訪日需要の高まりを受け拡大していて、既に就航している成田・羽田・関西・沖縄に続いて、1月28日からは福岡、1月29日からは名古屋に就航する予定です。
近くの空港から乗れるので、今年台湾に旅行に行かれる方は選択肢の一つになりそうです。
セールじゃなくても結構安い
LCC好きのいがモバですが、タイガーエアにはまだ乗った事がありませんでした。ちょうど良い機会なので、台北からマカオへ向かう便を購入してみる事に。
いがモバはセールではなく普通の日に台北ーマカオの航空券を予約しましたが、空港税・座席指定料込みで片道約8000円で購入出来ました。
日本路線は頻繁にセールが行われ、通常時でも片道1万円位で購入出来るので、かなりお得なLCCの一つです。
過密ダイヤで早朝便は行列必須
1月18日午前4時半。いがモバはマカオ行きのタイガーエア台湾に乗る為に早朝の桃園空港にやって来ました。
早朝便なので人も少ないだろうと思っていたところ、タイガーエア台湾のカウンターは長蛇の列。
時刻表を見てみると、その理由が分かりました。
15分間に4便も同じタイガーエアの便が集中していて、それを同じチェックインカウンターでさばいているんです。
1便あたり100人超の乗客が乗る訳なので、どうしても行列が出来てしまうんです。
いがモバが並び始めてから航空券をもらえたのはなんと45分後。
ここまで並んだのは久しぶりだったので、ちょっとイライラしてしまいました。
チェックインカウンターの締め切り時間は?
タイガーエア台湾のチェックインカウンターは出発の2時間半前に受付を開始し、出発の45分前に締め切られます。
今回のマカオ便や、大阪・沖縄・成田行きなどの早朝便の場合は、チェックインに時間がかかると思うので早めに空港に到着したほうが良いと思います。
さらにこの後のセキュリティチェックも長蛇の列だったので、早朝便の場合は早めの行動が良さそうです。
タイガーエア台湾に初搭乗!
午前6時半頃、ようやく飛行機に乗り込みます。念願のタイガーエアに初搭乗です!
タイガーエア台湾の機内を紹介!
タイガーエア台湾はLCCの多くが使用するのと同じエアバスA320型機を使用しています。
まだ新しいと思われる機内は清潔で、かなり好印象でした。
機内持ち込み手荷物は10キロまで!
タイガーエア台湾の機内持ち込み手荷物は10キロまでです。
LCCの中では比較的制限が緩い方で、小型のスーツケースであればそのまま持ち込む事が出来ます。
桃園空港では重量チェックも特にありませんでした。
シートはどんな感じ?
こちらがタイガーエア台湾のシートです。真新しい紺色のシートは清潔感があります。
座席の前後の間隔は?
タイガーエア台湾のシートは、身長175センチのいがモバが座ると握りこぶし一つ分のスペースがありました。
日本と台湾の3時間程度のフライトであれば全く問題ないと思います。
膝ドンなし!完璧な座席
タイガーエア台湾のシートは前の席の腰の部分に機内誌などを入れるスペースがあります。
何より嬉しかったのが、シートの腰の部分に金属のフレームがあるので、後ろの人の膝がシートに当たっても前の席に響きません。
ジェットスター・ジャパンなどの一部のLCCでは腰の部分が極端に薄いシートを使っているので、後ろの人の膝が当たる通称「膝ドン」といった現象が起こってしまいます。いがモバはこの「膝ドン」が嫌いで、このシートだったら嫌だなあと思っていたので、本当に嬉しい発見でした。
清潔さ・座席間隔・膝ドン防止と、いがモバ的にはLCCとしては完璧なシートだと思いました。
旧正月を前にお祝いムード満点
タイガーエア台湾の機内誌は旧正月を祝う表紙になっていました。
今年の春節(旧正月の元旦)は2月8日月曜日。中国や台湾では、その前の2月6日土曜日から2月14日日曜日まで連休となる会社が多いようです。
今年の春節はタイガーエア台湾に乗って沢山の人が日本を訪れるでしょう。
45分遅れで出発!
この日は空港混雑のため、いがモバの乗ったタイガーエア台湾のマカオ行きは45分遅れでやっと桃園空港を離陸しました。
ただ、これはタイガーエアだけのせいではなく、朝6・7時台に日本行きの便が集中しすぎているのが原因なので、今年の夏ダイヤではそれが少しでも解消されればいいなと思います。
雲の上は清々しい青空。総統選の翌日から台湾は雨が続いていたので、久しぶりに青空を見た気がします。
お楽しみの機内食タイム
シーベルトサインが消えると、機内食の販売が始まります。
期待していなかったのですが、タイガーエア台湾の機内食は結構凄かったんです!
全部食べたい!機内食の写真が最強すぎる
こちらがタイガーエア台湾の機内食のメニューです。
メニューの1枚目には台湾名物の「排骨飯」が。美味しそうな写真が食欲をそそります。
値段も単品で200元(約700円)とホットミールとしては結構安いです。
それ以外にも焼きビーフンなど台湾ならではの機内食メニューがずらり。どれも美味しそうです。
マンゴービール?台湾ならではのアルコールも
アルコールのメニューも台湾色豊かで、緑色のラベルでお馴染みの台湾ビールや、マンゴー味のビールがありました。
値段も70元(約250円)とかなり安く、先ほどの機内食とセットでも約1000円で済みます。
台北ーマカオ便は軽食のみの対応
いがモバが搭乗した台北ーマカオ便は飛行時間が約1時間半と短いので、残念ながらホットミールが注文できません。
その代わりに、簡単な軽食が注文できます。
想像を超えるおいしさ!さすが美食の国・台湾!
いがモバが注文したのは「燻製ロースハムとチーズのロール」と「ミネラルウォーター」のセットです。(220元・約770円)
一口食べると、濃厚なハムの旨味とチーズがよく合わさって、想像以上の美味しさ。
こういう軽食って大抵がパサパサで美味しくなかったりしますが、これは大違い!さすが美食の国台湾だなーと唸ってしまう瞬間でした。
メニューを読んでみると、便名が奇数だとこの燻製ハムのロールが注文できて、便名が偶数だと「ツナとトマトのサンドイッチ」(220元・約770円)が注文出来るそうです。
機内販売はトラのぬいぐるみに注目
機内食販売が終わると次は機内販売。
化粧品などは代わり映えしないラインナップですが、客室乗務員が持つぬいぐるみに注目しました。
タイガーエアのマスコットである虎のぬいぐるみは、値段も400元(約1400円)と意外とお手軽。
飛行機に乗ってテンションが上がっていたせいもあって、思わず買っちゃいました。
タイガーエア台湾のロゴが付いているので、旅の良い記念になりそうです。
あっという間にマカオへ!
桃園空港を離陸して約1時間半。香港空港の上空を通り過ぎると、あっという間にマカオ上空に到着。
香港とマカオは近いという事を改めて上空から再確認できました。
そして無事にマカオ国際空港に到着。桃園空港を離陸してからあっという間の空の旅でした。
降りる時にはすっかりタイガーエアのファンに!
降りる時には客室乗務員が笑顔で挨拶。写真撮影にも気さくに応じてくれました。素敵な笑顔ですよね。
チェックインカウンターの行列や出発が遅れるなど、離陸するまではタイガーエア台湾の印象はあまり良くありませんでした。
ですが、快適なシートに美味しい機内食、笑顔でサービスをする客室乗務員の姿を見て、飛行機を降りる時にはすっかりタイガーエア台湾のファンになっていました。
初めて乗ったタイガーエア台湾でしたが、是非リピートしたいと思える良いフライトでした。
タイガーエア台湾まとめ
【タイガーエア台湾 まとめ】
・日本路線拡大中の台湾のLCC
・セール時以外も安い運賃
・早朝便は混雑で遅れる可能性 時間に余裕を
・快適な機内に膝ドン防止済のシート
・台湾の人気グルメが機内食に 値段も手ごろ
・台湾人クルーが笑顔で接客
・いがモバ的にリピートしたい良いLCC
国内のLCCも台湾便に進出していますが、タイガーエア台湾の価格とサービスクオリティはかなり競争力があるので、お互いに切磋琢磨してもらって、より良い航空会社が選べるようになれば消費者としては嬉しいなと思います。
タイガーエア台湾のHPへ
(日本語対応・グループのタイガーエアのHP)
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。