LCCの就航で日本各地から千葉県・成田空港へのアクセスが充実。千葉の観光といえば大型テーマパークのイメージが強いですが、実はSNS映え抜群の面白いスポットがたくさんあるんです。LCC春秋航空日本で行く「千葉ジェニック旅」を紹介します！
LCC春秋航空日本に乗って千葉県・成田空港へ
大学生2名がLCC春秋航空日本(Spring Japan)に初搭乗
2017年9月14日(金)、LCC春秋航空日本(Spring Japan)の成田空港行きのフライトに2名の大学生が搭乗しました。
京都大学の武原直人さん(写真手前)と名古屋大学の山田隆博さん(写真奥)。2人とも春秋航空日本(Spring Japan)のフライトは初体験です。
成田行きの機内では「春秋体操」が行われた
成田行きの機内では名物の「春秋体操」も披露。LCCならではの工夫溢れるサービスに2人もビックリ。
富士山も見えた
機内の窓からは富士山も綺麗に望むことができました。新幹線では見ることのできない絶景も楽しめます。
初めてのLCC春秋航空日本のフライトに大満足の2人
約1時間のフライトを経て成田空港に到着。片道5000円台～と高速バス並の価格で一気に成田空港まで移動できるLCCの利便性に2人も大満足。
名古屋大学 山田隆博さん：今までFSC(フルサービスキャリア)にしか乗ってこなかったので、自分にとってはじめてのLCC国内線搭乗でした。席が狭い・サービスが少ないなどのイメージを持っていましたが、乗ってみると思った以上に快適でスタッフもみんな笑顔。春秋体操など独自の工夫を凝らしていて面白かったです。
成田空港到着後の観光といえば、東京都内や千葉県の大型テーマパークのイメージがありますが、今回はSNSで話題の千葉県のスポットを車で巡ることに。フォトジェニックな千葉県の旅、「千葉ジェニック旅」の旅をお楽しみください。
“君津市のジブリ” 清水渓流広場（亀岩の洞窟・濃溝の滝）
千葉県・君津市の清水渓流広場へ
成田空港から高速道路経由で約1時間半。千葉県・君津市の清水渓流広場へやってきました。
ここにはInstagramに掲載された写真が「まるでジブリの世界」と話題になったスポットがあるんです。
SNSで話題の「亀岩の洞窟」
それがこちら、「亀岩の洞窟」です。ネット上では濃溝の滝(のうみぞのたき)として知られていますが、この滝は別の場所にあるため、正しくは「亀岩の洞窟」です。
高さ約１５メートルの大きな洞窟の中を川の水が美しく流れていく景色は幻想的です。アニメの世界に迷い込んだような、SNS映え抜群の写真が撮れます。
日の出の時間帯にはこの洞窟の中に差し込む光と水面の反射がある一定の条件を満たすと「ハート型」に写ることから、その時間帯を狙って訪れる人も多い人気の観光スポットとなっています。
遊歩道が整備され見学しやすい
「滝」というと山道を歩いて辿り着くイメージがあると思いますが、清水渓流広場から「亀岩の洞窟」へは遊歩道が整備されとてもアクセスしやすい場所になっています。
これからの季節には紅葉も楽しむことができ、さらに大勢の人が訪れる見込みで、遊びにいくなら平日がおススメです。
清水渓流広場（濃溝の滝・亀岩の洞窟）
無料駐車場住所：千葉県君津市笹1954-17
成田空港から車で約1時間半
君津市公式HP
“千葉のウブド”こと大山千枚田へ
千葉県鴨川市の「大山千枚田」
“君津のジブリ”を満喫した後は、車で約30分。千葉県鴨川市へ。
山あいに突如広がる棚田は「日本の棚田百選（農林水産省）」や「千葉県指定文化財」にも選ばれている「大山千枚田」です。
千葉県にいることを忘れてしまう絶景
棚田といえばインドネシア・バリ島のウブドにある「ライステラス」が世界遺産にも登録されるなど有名ですが、この「大山千枚田」も引けを取らない絶景です。SNS映えも抜群。
取材時にはヒガンバナが満開だった
名古屋大学 山田隆博さん：千葉のイメージを覆す豊かな里山風景に驚きました。棚田と満開の彼岸花が良いアクセントになっていました。見晴らし台やカフェも近くにあり、ここで1日ゆっくりするのも良いですね。千葉の豊かな自然を再発見しました。
大山千枚田
無料駐車場住所：千葉県鴨川市釜沼99−2
成田空港から高速経由で約1時間50分
大山千枚田保存会 公式HP
まるでアルプスの少女ハイジの世界「千葉県酪農のさと」
日本の酪農発祥の地「千葉県酪農のさと」の看板
大山千枚田の撮影を終えて、次の目的地へ向かおうと車を走らせていくと、「日本酪農発祥の地」の看板が。
千葉と酪農、あまりイメージが結びつきませんが、そのキャッチコピーに惹かれて見学することに。
敷地内はまるで「ハイジ」の世界
敷地内に入ると、山の斜面に牧草地が広がり、ヤギが放し飼いで自由にくつろぐ姿。
まるで北海道やヨーロッパに来たかのような、まるで「アルプスの少女ハイジ」の世界に驚きます。
こぶが特徴の「白牛」も間近で見られる
元々戦国時代に軍馬を生産するためにつかわれていた牧場に、八代将軍徳川吉宗公がインド産といわれる「白牛」を輸入。この土地で乳製品の生産をはじめたことから、日本における酪農発祥の地として指定されているそうです。
敷地内には資料館も併設され、歴史の勉強もできて、千葉県とは思えないのどかな写真も撮れるおすすめスポットです。
千葉県酪農のさと
住所：千葉県南房総市大井686 駐車場無料
成田空港から高速経由で約1時間50分
開園時間：午前9時30分～午後4時30分
※入園は午後4時まで
電話番号：0470-46-8181
公式HP
SNS映え抜群の海カフェ 「ビーチスタイルストア 波音日和」
千葉県南房総市のビーチの目の前にある「波音日和」
ここまでは「山」の絶景を紹介してきましたが、今度は「海」をご紹介します。
長時間のドライブを経て休憩に勧めなのが、南房総市の根本海水浴場の近くにある「ビーチスタイルストア 波音日和」です。
SNS映えするオシャレな店内
2013年にオープンした「ビーチスタイルストア 波音日和」はカフェ＆雑貨店で、SNS映えするおしゃれなオープンテラスで海を眺めながらランチやスイーツを楽しむことができます。
2016年にはお店の2階に一部屋限定の宿も完成。オーシャンビューの絶景が楽しめる穴場の宿としても人気を集めています。
スイーツも楽しめる
名古屋大学 山田隆博さん：カフェのメニューもたくさんあり、ドリンクやケーキをいろいろ選べます。写真のシチリアレモンタルトはレモンの香りと程よい甘さがマッチしておいしかったです。テラス席で波音を聞きながらのんびりするのは最高でした。
ビーチスタイルストア 波音日和
住所：千葉県南房総市白浜町根本1626−4
成田空港から高速経由で約2時間20分
無料駐車場あり
営業時間：午前10時～午後6時(※10月～3月は午後5時まで)
定休日：水曜日
公式HP
“日本のウユニ塩湖” SNSの聖地・江川海岸
若者が集まる千葉県木更津市の「江川海岸」
「千葉ジェニック旅」の最後は千葉県木更津市へ。海苔の養殖や潮干狩りで知られている「江川海岸」は、今若者の間でSNSの聖地として人気を集めているんです。
東京湾に唯一残る自然の干潟がある江川海岸。その遠浅の地形を生かし、鏡のように海面が反射する幻想的な写真が撮影できることから、南米ボリビアの「ウユニ塩湖」の様な写真が撮れると話題を集めています。
海に電柱が立ち並ぶ幻想的な写真が撮れる
海の中に電柱が立ち並ぶ幻想的な様子。電柱が潮干狩りの貝の密猟を防ぐ監視小屋への送電のために設けられていますが、時代の流れと共に撤去がすすみ、日本では数少ない光景となりました。
江川海岸でこのような写真が撮れるのもあとわずかかも知れません。
波が穏やかな日は海面が鏡のように
訪れた日は雲が多く、“ウユニ湖”のような鏡面の写真は撮れませんでしたが、天候によって変わる様々な表情は一見の価値があります。
遮るもののない千葉県の広い空に想いを馳せながら、「千葉ジェニック旅」のロケが無事終了しました。
江川海岸
住所：千葉県木更津市久津間
無料駐車場あり
成田空港から高速経由で約1時間20分
江川漁業協同組合 公式HP
いつもの観光にプラス1日するだけで「千葉ジェニック旅」を楽しめる！
LCCで気軽に遊びに行ける千葉県の新たな魅力を知った
房総半島をめぐる「千葉ジェニック旅」、いかがだったでしょうか？各スポットを回るには車が必要なので、成田空港でレンタカーを借りて回ることをおすすめします。今回紹介したスポットには全て無料駐車場とトイレがあるので、その点も嬉しいポイントです。
最後に今回の「千葉ジェニック旅」を一緒に取材した名古屋大学の山田さんに感想を伺いました。
名古屋大学 山田隆博さん：千葉の観光といえば大型テーマパークを思い付く人が多いのではないでしょうか？自分も最初はそうでした。今回、千葉県の各地を巡りながら新しい景色や発見に出会うことができ、千葉の新たな魅力に気付きました。本当に刺激的な一日でした。
名古屋大学 山田隆博さん：いつもの旅行に日程を1日プラスするだけで、このような「千葉ジェニック旅」を楽しめるので、家族、友人、カップルいろんな世代の人にオススメできると思います。場合によっては新幹線を使うよりも安く移動することができるLCCを活用して、また千葉県に遊びにいこうと思います。
まだまだ知られざる魅力が満載の千葉県。日本各地から就航するLCCの国内線を活用して、ぜひ「千葉ジェニック旅」を楽しんでみてくださいね！
企画協力：春秋航空日本(Spring Japan)
(撮影・リポート：名古屋大学 山田 隆博 / 執筆：五十嵐 貴文)
※記事中の写真の一部はフィルターで色調を加工しています
