2017年8月29日(火)、日本福祉大学が産学連携協定の一環として中部国際空港内で初の正課講義を開催しました。エアアジア・ジャパンの人事・総務部マネージャーが講師として招かれ、キャリア形成の講義を行いました。Cubeの取材レポートをお届けします!
日本初!日本福祉大学が空港施設内で正課講義
2017年8月29日(火)、日本福祉大学が中部国際空港セントレア内のサテライトキャンパスで夏季集中講座を開催しました。
これは2015年12月に結んだ産学連携協定の一環で行われたもので、大学の正課の講義が空港施設内で行われる日本初の試みとなりました。
夏季集中講座は4日間で15コマ行われ、その授業の一つでセントレアを本拠地とするLCCエアアジア・ジャパンが講師になり、日本福祉大学の学生たちに講義を行いました。
エアアジア・ジャパンの人事・総務部マネージャーが講師に
今回の講師を務めたのは、エアアジア・ジャパンで人事・総務部マネージャーとして働く小林綾子(こばやし・あやこ)さん。
小林さんは外資系企業に就職後、「夢を叶えるために何ができるかを考えることが好き」ということに気づき、アメリカへ留学。キャリアカウンセラーに転身したのち、エアアジアの「夢を大切にして実現させる」という考えに深く共感し、エアアジア・ジャパンに転職しました。
講義のテーマは「キャリア形成」とエアアジア・ジャパンについて
講義のテーマは「キャリア形成」。エアアジア・ジャパンの小林さんが一番最初に述べたことは、「夢が人生を創る」でした。
働くという行為は夢を実現するための「プロセス」ではなく「手段」。大きな夢を実現させるため、小さな目標を立てて一つずつ達成していくのが良いと学生たちに伝えました。
また、様々な選択肢を持つことの大切さにも触れ、LCCのチケットが安いということは、旅行に行きやすくなるだけでなく、人生の選択肢を増やすことにつながるというメリットも紹介しました。
また、講義では普段学生たちが普段触れることの少ない、地上で安全な飛行計画を考える「ディスパッチャー」や、収益を生み出す路線企画を考える部門など、空を支える裏方の仕事についても分かりやすく紹介されました。
「キャリア形成」において重要なのは「夢」
エアアジア・ジャパンの小林さんは講義の最後に次のように結びました。
小林さん:キャリア形成において大切なことは「夢」。またその夢も変わっていくもので、より良い夢に変えるために明確な意志を持っておくことが重要です。変化の激しい現代社会において、安定性はそれぞれの人が自身の経験に裏打ちされた内面に築いていくものではないでしょうか。
エアアジア・ジャパンに転職するまで様々な経験を経た小林さんの「運命の会社にはすぐには出会えない」という言葉は、これから就活をしようとしている学生たちにとって心強い言葉となったのではないでしょうか。
エアアジアの魅力をより身近に感じる
日本福祉大学の学生たちは航空関連の企業に就職を考えている学生も多く、今回のエアアジア・ジャパンの講座は「実際の現場の声が聞ける貴重な体験となった」と好評でした。
夢を大切にするエアアジアの社風を知り、エアアジア・ジャパンにぜひ就職したいとさらに情熱が湧いた学生の方も。「運命の会社」に出会う、そのきっかけになれば素敵ですね!
「旅はその人の価値観や世界観にプラスの経験に」
講義の後、エアアジア・ジャパンの小林さんがCubeの取材に応じてくださいました。
自身の経験を通して「夢」がいかにキャリア形成に重要であるのかを理解している小林さん。「夢の大切さ」を今から就職する学生たちに理解してほしいという気持ちで講義に臨んでいたそうです。
また、多種多様な人や文化と出会うことができる「旅」は、その人の価値観や世界観にプラスの経験になっていくということを学生にはもっと知ってほしいと強調していました。
「いつか中部地方の空を赤色に・地元のメリットにも繋げていきたい」
そして、最後に小林さんは、エアアジアの会社のカラーの「赤」にちなんで、こんな夢を語ってくださいました。
小林さん:いつか赤色の飛行機で中部地方の空を埋め尽くしたいと思っています。それは一つのLCCが繁栄するという意味だけではなくて、地元のかたのメリットにも繋がると考えているので、そのために頑張っていきたいと思っています。
空の魅力に触れる貴重な体験となった日本福祉大学の夏季集中講座。中部国際空港セントレアを拠点に、エアアジア・ジャパンの赤い飛行機が中部地方の空を飛び回るのを、私たち地元の学生も応援していきたいですね!
(取材:学生旅行コミュニティ「Cube」 名古屋大学 川端康介/ 撮影:名古屋大学 齋藤健瑚)
取材協力:中部国際空港株式会社 / 日本福祉大学 / エアアジア・ジャパン