LCCバニラエアが新規就航する北海道・函館。旅で悩むのが宿泊先選びですよね。コスパに優れたビジネスホテルや、日本一の朝食が味わえる人気ホテル、お得な価格で源泉かけ流しを楽しめるホテルなど、いがモバが自腹で宿泊したお勧めホテルを紹介します!
LCCで函館に行けるように!バニラエア就航
格安航空会社・LCCのバニラエアが2月19日(日)に成田~函館線に新規就航します。LCCが函館に飛ぶのは初めてで、翌3月18日(土)には関西~函館線も開設します。
運賃は成田~函館が片道4990円~(諸税別)、関西~函館が片道5890円~と、これまでよりグッと北海道・函館が身近になります。
バニラエアの函館就航で、初めて函館の街を訪れる方も多くなると思います。そこで今週のいがモバでは「バニラエア函館就航直前企画」として、函館のお役立ち情報を連載で発信しています。
初回は函館空港から市内へのアクセス情報についてまとめてみました。
そして今回は旅行には欠かせない「宿選び」について、函館のお勧めホテルをまとめて紹介していきたいと思います。お勧めの日帰り温泉の情報も載せているので最後までお楽しみください!
函館はエリア別にホテルの特徴がある!
北海道・函館に宿泊する際、宿をどこに取ったらいいか悩ましいですよね。主要エリアごとにホテルの特徴も変わってくるので、まずはそこから紹介していきます。
JR函館駅前エリア
函館の入り口となる場所なのでビジネスホテルが多い。オフシーズンであればシングル3千円台から宿泊できる。交通アクセスは良いが、回りに店が少ないので若干夜は寂しい。
ベイエリア
金森レンガ倉庫などの観光地が近く、一泊7000~1万円台などの高級ホテルが集中するエリア。人気エリアの半面、外国人観光客の宿泊客が多い。
元町エリア
外国の雰囲気の街並みを活かした洋風のホテルが多い。飲食店・コンビニなどが近くに少ないので買い物は若干不便。
五稜郭エリア
地元の人以外にはあまり知られていないが、五稜郭は函館の実質的な一番の繁華街。居酒屋やバーなどが多くあり、ナイトライフを楽しみたければこのエリアがおすすめ。
湯の川温泉
函館空港からは一番近い。北海道でも有数の温泉地で、数多くの温泉宿が立ち並ぶ。源泉かけ流しの温泉が楽しめる。ファミリー・カップル向けの部屋が多いが、ビジネスマン向けの単身プランもあるので、意外と一人旅でも利用しやすい。
このようにエリアによってホテルの特徴も変わってくるので、自分が何を重視するかでホテル選びも決まってきます。
JR函館駅前エリアのおすすめ「ホテルパコ函館」
コストパフォーマンスに優れるホテルの多いJR函館駅前エリア。この中でいがモバが実際に宿泊し、皆さんにお勧めしたいホテルが「天然温泉 ホテルパコ函館」です。
「天然温泉 ホテルパコ函館」は北海道のビジネスホテルの有名チェーン「ホテルパコグループ」の一つで、JR函館駅から徒歩10分と若干歩くのですが、価格とサービス内容のバランスのとれたコスパの良いビジネスホテルです。
建物は若干年季が入っていますが、ベッドはシングルでも140センチと大きく、仕事をするのに役立つ大きなデスクも便利です。
もちろん無料の無線LANもあります。
「天然温泉 ホテルパコ函館」の最大の魅力が名前にもある通り、天然温泉が無料で楽しめる事です。併設された温泉施設「スパ&カーサ函館」内の「天然温泉 はこだて大森の湯」がチェックイン時から翌朝8時半までいつでも楽しめます。
泉質はこのエリアでは珍しい「ナトリウム塩化物強塩泉」で、冷えた体をポカポカに温めてくれます。唯一の欠点がこの施設に行くのに一旦ホテル外に出ないと行けないので、ヒヤッとする時間があります。
「天然温泉 ホテルパコ函館」は楽天トラベルなどで良くクーポンを発行していて、クーポンを適応すると朝食付きで4千円台で宿泊できるなど、かなりコストパフォーマンスが良いビジネスホテルです。JR函館駅前に宿泊する際はお勧めのホテルです。
ベイエリアの人気ホテル「ラビスタ函館ベイ」
LCCで飛行機代が浮いた分ホテルはちょっと贅沢したい、という方にお勧めなのがベイエリアにある「ラビスタ函館ベイ」です。
函館では知らない人はいない有名ホテルで、週末などは予約が取りにくい超人気ホテルです。
「ラビスタ函館ベイ」はビジネスホテル「ドーミーイン」などを展開する株式会社共立メンテナンスが運営するリゾートホテル事業で、客室もワンランク上のゆとりがあります。
いがモバが宿泊した時はシングルからツインにアップデートして頂けたのですが、24.6平米ある部屋はかなり広々として上質な空間でした。
ラビスタ函館ベイの最上階には函館の景色を一望しながら温泉を楽しめる「天然温泉 海峡の湯」があります。一部を除いて贅沢な源泉かけ流しで、 ナトリウム・塩化物強塩泉のお湯が体を温めてくれます。
すごく贅沢な施設なのですが、外国人にも人気のホテルなので夜は温泉の利用客が多く若干騒がしいのが気になりました。朝は比較的落ち着いていたので、朝風呂がおすすめです。
ラビスタ函館ベイが人気の理由「日本一の朝食」が味わえる
ラビスタ函館が予約が取りにくいほど人気のホテルになっている理由は「朝食」にあります。
旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」の「朝食のおいしいホテル ベスト20」のランキングで、ラビスタ函館ベイは2011年・2012年の2年連続で1位。その後も毎年2位を続けて受賞していて、「日本一の朝食」を味わえるとして人気を集めているんです。
ラビスタ函館ベイの朝食ブッフェの目玉が新鮮な海鮮を乗せ放題の「勝手丼」のコーナー。
イクラ・甘エビ・イカ・マグロなどを思う存分ごはんの上に乗せて自分だけの贅沢海鮮丼ぶりが作れるんです。凄すぎ!
こちらがいがモバ手作りの勝手丼。ブッフェにはカニ汁もあり、まさに究極の贅沢朝ごはんです。ランキングで毎年上位になるのも納得ですよね。
函館には名物の朝市がありますが、市場周辺で海鮮丼を食べると1500~2000円はします。ラビスタ函館ベイは朝食付きで1泊1人1万円~はかかりますが、その中に2000円分の海鮮丼や天然温泉が含まれていると考えれば、意外と元は取れるかもと感じました。
ラビスタ函館ベイの朝食は宿泊客のみに提供していて、外部の人には開放していません。そのため「日本一の朝食」を食べたい!と国内外から多くの宿泊客を集めているという訳なんです。
LCCでお金が浮いた分、こんなホテルで贅沢するのも良いですよね。大人気ホテルなので、予約はお早めに。
個人的に一番のお気に入り「湯の川観光ホテル祥苑」
今回の取材で実際に宿泊した中で、一番コストパフォーマンスが良いと感じたのが湯の川温泉エリアの温泉宿「湯の川観光ホテル祥苑」です。
「湯の川観光ホテル祥苑」は伊東園ホテルズのひとつで、運営しているのはあの有名カラオケチェーンの「歌広場」などを展開する株式会社クリアックスです。
ホテル内には「歌広場」の設備があり、宿泊客は無料でカラオケを楽しめるなどグループのメリットもあります。
いがモバは今回洋室を選んでみたのですが、内装はびっくりするほどゴージャスな洋風の部屋でした。一人では使い切れない広さです。
外は厳しい寒さだったのですが、断熱がしっかりしていてとても暖かい部屋だったのが好印象でした。
北海道有数の温泉地でもある湯の川温泉。「湯の川観光ホテル祥苑」にはもちろん天然温泉の大浴場があり、源泉かけ流しの湯を思う存分楽しめました。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、今回滞在した中で一番肌がしっとりしたお湯でした。
「湯の川観光ホテル祥苑」で個人的に頑張っていると思ったのが朝食。
団体客なども受け入れているホテルなので朝食会場は大規模で、朝食ブッフェのメニューもバラエティー豊かです。
函館名物の「塩ラーメン」も作れるなど、ご当地メニューも楽しめるようになっていました。
さて、ここまであえて値段を書いてきませんでしたが、いくらだと思いますか?いがモバが宿泊した際の価格は1泊朝食付きで税込5184円でした。1人では贅沢すぎるほど部屋も広く、かけ流しの天然温泉で癒され、朝食も頑張っていました。歌広場のカラオケも無料で楽しめます。
個人的に温泉好きという事もありますが、1泊5000円でここまで楽しめるのはかなりコストパフォーマンスに優れていると思いました。湯の川温泉でお得な宿を探している方にはお勧めのホテルです。
湯の川温泉の日帰り利用でおすすめは「ホテル万惣」
そして、湯の川温泉を「日帰り」でお風呂だけ利用したいという方もいると思います。そんな方にお勧めなのが、去年リニューアルしたばかりの「函館湯の川温泉 ホテル万惣」です。
「函館湯の川温泉 ホテル万惣」は日帰り温泉を行っていて、正午から夜8時までの間であれば宿泊客以外も1080円(タオルレンタル付き・消費税込み・入湯税別)で温泉を利用できます。
大浴場「湯蔵」のコンセプトは「温泉リビング」。大浴場というよりスパのようなおしゃれな空間になっていました。清掃も行き届いていて、贅沢な気持ちで天然温泉を楽しめました。
温泉の後には「湯蔵ラウンジ」でくつろぐことができます。日帰り利用客も利用できます。
「湯蔵ラウンジ」には無料のドリンクバーも用意されています。
北海道ならではのハスカップ水なども飲み放題です。
さらに驚きだったのが、何とアイスキャンディーも無料で食べ放題!
天然温泉&ラウンジ&フリードリンク&アイスキャンディー食べ放題で1080円は凄くお得ですよね。
宿泊は駅前エリアの安いビジネスホテルで、温泉は空港に帰る前に湯の川温泉の日帰りで、というのも賢い組み合わせかもしれませんね。
「温泉リゾート」函館をLCCバニラエアで楽しもう
今回おすすめしたホテルはどれも天然温泉付き。函館の街は北海道の名湯・湯の川温泉が近くにあり、天然温泉を気軽に楽しめる「温泉リゾート」でもありました。
バニラエアが就航する2月・3月はまだ寒さが厳しい時期ですが、ぜひ今回紹介したホテルで温泉を楽しみながら函館の街を観光してみてくださいね!
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。