バニラエアの就航で更に身近になったベトナム。国土が南北に広いベトナムを効率よく観光するには飛行機が便利です。ベトナム初のLCC「ベトジェットエア」は客室乗務員の可愛い制服に注目。将来の日本線も期待のベトジェットエアの搭乗記をお届けします!
LCC「バニラエア」就航で身近になったベトナム
きのう9月14日、LCC「バニラエア」が成田~台北~ホーチミン線に新規就航しました。
台湾を経由する便ではあるものの、いつでもお手軽な料金でホーチミンに行けるようになり、これからベトナムがさらに身近な存在になりそうです。
【2016年10月18日追記】バニラエアの以遠権区間であるホーチミン~台北線の搭乗レポートを公開。日本人乗務員による質の高いサービスをお得に乗ることができる注目路線です!
ベトナム初のLCC!「ベトジェットエア」
国土が南北に広いベトナム。ベトナム国内を効率的に観光するにはやっぱり飛行機が便利です。
実はベトナムにも既にLCCがあります。その航空会社の名前は「ベトジェットエア」(VietJet Air)。
2011年に運航を開始したベトジェットエア。ハノイのノイバイ国際空港とホーチミンのタンソンニャット国際空港を拠点に、ベトナム各地を結ぶ国内線とアジアの都市を結ぶ国際線を運航しています。
日本線ももうすぐ?ベトジェットエアが路線網拡大中!
アジア有数の経済成長を遂げているベトナム。航空需要も伸びていて、ベトジェットエアの路線網も拡大を続けています。
既にベトジェットエアは韓国・中国・台湾・香港・タイ・マレーシアなどに直行便を運航していて、日本への直行便の実現も近いと言われています。
LCCブロガーのいがモバとしては、ベトジェットエアはとても気になる存在。そこで7月のベトナム取材の際に実際に乗ってみる事にしました。
ベトジェットエアに乗ってみた!国内線搭乗レポート
7月14日、いがモバはタンソンニャット国際空港の国内線ターミナルにやってきました。
ベトジェットエアのチェックインカウンターは大勢の乗客で賑わっていて、既にベトナム国民の足として定着している事を実感しました。
預け荷物が無ければ自動チェックイン機が便利
ベトジェットエアのチェックインカウンターは長蛇の列だったので、いがモバは後方にある自動チェックイン機へ。
Eチケットのバーコードを読みこませて簡単にチケットを発券する事ができました。預け荷物が無ければこのまま搭乗口に向かう事ができるので、とても便利です。
チケットはレシート型でコストカットに貢献しています。
ベトジェットエアの機内持ち込み手荷物の制限は?
ベトジェットエアの機内持ち込み手荷物の制限は国内線・国際線共に計1つ7キロまでです。(サイズは56×36×23センチ)
ただ、ホーチミンのタンソンニャット国際空港では厳しくチェックはされませんでした。
パスポートチェックと手荷物検査を終えた後は出発時間まで待合室で時間をつぶします。
タンソンニャット国際空港の国内線の搭乗フロア内には飲食できるお店やプライリティパスに対応したラウンジもあるので、意外と快適に時間を過ごせます。
少女時代風?制服が可愛いベトジェットエア
待合室に颯爽と現れた集団。こちらがベトジェットエアの客室乗務員です。
帽子にショートパンツが印象的な女性客室乗務員の制服は、韓国のアイドルグループ「少女時代」の衣装にもどこか似ています。可愛らしい印象です。
社会主義国であるベトナムでこのような制服が許可されているのも時代の変化を感じさせますね。
ベトジェットエアはA320とA321を使用・将来は737MAXも
いがモバはこの日、ベトナム中南部の高原にある避暑地として知られている「ダラット」へ向かうVJ330便に乗りました。
この日の機材はエアバス社のA320-214。ベトジェットエアでは現在A320型機とA321型機を使用しています。
ベトジェットエアはボーイングの737MAXを100機購入する契約をしているので、将来はボーイング機を使用したベトジェットエアも見られそうです。
衝撃の可愛さ!ベトジェットエアのCAが笑顔でお出迎え
飛行機に乗り込むと、ベトジェットエアの客室乗務員が笑顔でお出迎え。
か、可愛い!!
こんな素敵な笑顔と可愛い制服でお出迎えされたらグッときちゃいますよね。恐るべしベトジェットエア。
日本のタレントの渡辺美奈代さんにどことなく似ている彼女は、その後の接客もとても素敵でした。
こちらがベトジェットエアの機内です。
子ども連れの家族の姿が多く、ベトナムの経済成長の源を垣間見ることができます。
ベトジェットエアの座席は?
LCCで気になるのが座席の快適さですよね。
ベトジェットエアも基本的にレザーシートを採用しています。
ベトジェットエアの足元の空間は?
ベトジェットエアの座席の足元の空間をチェックしてみると、握りこぶしがギリギリ1つ入りました。他のLCCに比べて若干狭い印象です。
ただ、この日乗った使用機材が少し古めの飛行機だったので、他の機材ではもう少し広いかもしれません。
年式の新しい機材は足元も少し広い
実際、帰りに乗ったベトジェットエアのA320型機は比較的新しい年式のもので、シートも薄型で足元も少し広くなっていました。
非常口座席をアサインしてしてくれたので、足を延ばして快適に移動する事ができました。ラッキー!
高原の避暑地「ダラット」へ出発!
いがモバの乗ったベトジェットエアVJ330便はタンソンニャット国際空港を離陸。
高原の避暑地「ダラット」へ向けて東へ飛んでいきます。
すぐに機内販売を開始
ホーチミン~ダラット線は飛行時間が約50分しかありません。
水平飛行している時間は30分もないので、シートベルトサインが消えるとすぐに客室乗務員が機内販売を始めます。
国際線はなぜか価格が2倍!ベトジェットエアの機内食のメニュー
こちらがベトジェットエアが販売する機内食のメニューの一部です。
ホットミールも充実していて、新規就航地のマレーシアの伝統料理のナシレマッもあります。(いがモバの大好物)
面白いのがその値段。国内線が1つ55000ベトナムドン(VND)日本円で約250円なのですが、国際線は1つ10万VND(約500円)となぜか2倍。
国際線の方がコストがかかる&裕福な人が多いからなのでしょうか?ここまではっきり値段に差があるエアラインは珍しいですよね。
ベトジェットエアのドリンクメニュー
ベトジェットエアのドリンクの販売メニューはこちら。
コーヒー・紅茶・コーラなどのソフトドリンクが注文できます。
料金は国内線が2万ベトナムドン(約90円)、国際線が4万ベトナムドン(約180円)と、ドリンクも国際線が2倍の価格になっています。
注文するなら国内線のフライトがお得ですね。
なぜか80年代テイスト・可愛いベトジェットエアグッズ
機内販売ではベトジェットエアのグッズも購入できます。
エアアジアを意識した商品ラインナップなのですが、写真がすごくベトナム風。「80年代テイスト」を感じさせて逆に凄く可愛いです。
いがモバはベトジェットエアの帽子(6万VND・約270円)、ポロシャツ(16万VND・約730円)などを購入。
エアライングッズとしては凄く安いので、旅のお土産にもお勧めです。
あっと言う間に降下を開始
ダラット行きの飛行機はすぐに降下を始めます。
実質30分もないサービス時間の中でホットミールを売ったり、機内販売を行ったりするベトジェットエアの客室乗務員は本当に立派です!
南国なのに涼しい!ダラットに到着
いがモバの乗ったベトジェットエアVJ330便は無事にダラットのリエンケオン国際空港に到着。
飛行機を降り立つと、高原の涼しい風が心地よく通り抜けていきます。
この時の気温はなんと25度!南国に来ているのに涼しいという不思議な感覚に驚きます。
フランス統治時代に開発された避暑地「ダラット」
標高1400メートルの高原に位置するダラット(Da Lat)。
フランス統治時代にフランス人の貴族や軍人によって開発された避暑地で、その名残で欧米人の観光客が多く訪れています。
ホーチミン~ダラットという短距離路線が成立しているのも、その国内移動の需要があるからです。
西洋と東南アジアが混じり合うダラット
西洋の文化を強く受けた建物に東南アジアの賑わいが交わるダラットは、他のベトナムには無い魅力があります。
写真のダラット市場周辺にはナイトマーケットが開かれ、街で一番の賑わいを見せます。
ダラットからプチ旅行もできる
ダラットの駅には蒸気機関車が保存され、この駅からプチ列車旅行もできます。(実際の運行はディーゼル車)
気分はまるで「世界の車窓から」です(笑)。
ダラットから列車に揺られる事約30分。チャイマット村の「霊福寺 (リン・フオック寺)」は異彩を放つ派手な装飾が見どころです。
初めて見る光景の連続にいがモバも感動。大満足のプチ旅行になりました。
ベトジェットエアでベトナムを遊びつくそう!
今回利用したベトジェットエアのホーチミン~ダラット線の片道運賃は直前購入でも約40万VND(約1900円)。高速バス並みの値段で一気に移動する事ができます。
LCCのバニラエアが新規就航したホーチミン。ベトジェットエアの国内線を活用すれば、日帰りでこんな観光もできちゃうんです。
値段良し・サービス良しのベトジェットエアを活用してベトナム観光を更に深く楽しんでみてくださいね。今後の日本線にも期待が高まります!
バニラエアが新規就航したホーチミンのお役立ち情報はこちら
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。