8月20日、LCC「春秋航空日本・スプリングジャパン」が成田~新千歳線に新規就航。国内全LCCが就航する激戦の札幌路線の中で、お得な料金と質の高い接客のコスパの高さが魅力です。成田発新千歳行きIJ661便の初便搭乗レポートをお届けします!
LCC「春秋航空日本・スプリングジャパン」が成田~新千歳線に就航!
いがモバがコスパ最強LCCとしてお勧めしている「春秋航空日本・スプリングジャパン(Spring Japan)」。(以下スプリングジャパンと表記)
成田空港を拠点に、国内線は広島と佐賀、国際線は中国の重慶と武漢の4路線を運航しています。
そのスプリングジャパンが8月20日、成田~新千歳線に新規就航しました。スケジュールは以下の通りです。
スプリングジャパン 成田~新千歳 時刻表
1日1往復・毎日運航
IJ661便
成田 午前7時15分発
新千歳 午前8時55分着
IJ662便
新千歳 午前9時40分発
成田 午前11時15分着
共に午前中に出発する便なので、成田から北海道へ向かう人や、新千歳から東京へ向かう人にとって、往路で利用しやすい時間帯になっています。
片道500円~!衝撃的だったスプリングジャパンの新千歳就航記念セール
スプリングジャパンでは新千歳線の新規就航を記念して、8月5日から36時間限定でセールを開催していました。
そのセール価格はなんと片道500円!預け荷物無しなら片道総額1310円で北海道・東京に行けるという衝撃的な価格は関東在住の人だけでなく、北海道在住の人の間でも話題になりました。
その後、8月7日には毎月恒例の737キャンペーンを開催。成田~札幌便の航空券が片道737円~で販売され、こちらも人気を集めました。
スプリングジャパンの参入で「札幌LCC戦国時代」の幕開けか
東京~札幌間は航空需要が盛んで、成田~新千歳路線には既に国内LCC3社が参入しています。
- ジェットスタージャパン
1日最大7往復 - バニラエア
1日最大7往復 - ピーチアビエーション
1日1往復
スプリングジャパンが成田~新千歳路線に就航したことによって、国内すべてのLCCが札幌路線に就航したことになります。まさに「札幌LCC戦国時代」の幕開けです。
他のLCCではなくスプリングジャパンを選ぶメリットは何?
沢山のLCCの選択肢がある中で、最後に参入したスプリングジャパンを選ぶメリットは何なのでしょうか?
それは「LCCなのに預け荷物が無料」という事です。
セールで販売する「ラッキースプリング」の航空券を除いて、通常販売している「スプリング」や「スプリングプラス」の航空券には一定の重さまでの預け荷物が無料で含まれているんです。
スプリングジャパンのチケットの種類と含まれる荷物
- ラッキースプリング
機内持込5キロのみ - スプリング
機内持込&預け荷物 合計15キロまで無料 - スプリングプラス
機内持込&預け荷物 合計25キロまで無料
そのため、他のLCCの運賃と春秋航空日本の「スプリング」や「スプリングプラス」のチケットが同じ運賃だった場合は、一定量の預け荷物が含まれているスプリングジャパンが一番お得になるんです。
成田~新千歳の「スプリング」のチケットは5570円~で販売され、8月現在は平日が6千円台・土日が8千円台で販売されているので、預け荷物を含んだこの料金はかなりの価格競争力があると言えます。
スプリングジャパン 成田~新千歳 IJ661便就航初便 速報レポート
8月20日午前6時、いがモバは成田空港第3ターミナルにあるスプリングジャパンのチェックインカウンターにやってきました。
カウンターには新しい「新千歳」行きの表示がすでに出来ていました。
お土産の多い札幌観光に嬉しい「スプリング」のチケット
今回いがモバは「スプリング」のチケットで搭乗したので、預け荷物が手荷物と合わせて最大15キロまで無料で預ける事ができました。
札幌はお土産をたくさん買いたい場所なので、「スプリング」は特に帰りの便で嬉しいチケットです。
搭乗ゲートに新千歳線就航記念の飾り付け
午前6時45分、スプリングジャパンの新千歳行きIJ661便の初便の搭乗が始まりました。
搭乗ゲートには就航を記念した飾り付けがありました。お祝い気分が出ますね。
スプリングジャパンはボーイング737-800型機を使用
こちらがこの日搭乗する飛行機です。スプリングジャパンはボーイング737-800型機を使用しています。
機内の入口ではスプリングジャパンの客室乗務員が笑顔でお出迎え。
記念すべき初便でクルーの皆さんも嬉しそうです。
「ボーイング・スカイ・インテリア」仕様の綺麗な機内
こちらが春秋航空日本の機内です。
春秋航空日本のボーイング737-800型機は天井に色が変わるLED照明を備えた「ボーイング・スカイ・インテリア」仕様になっています。
気になるスプリングジャパンの座席は?
こちらがスプリングジャパンの標準座席・スタンダードシートです。
しっかりとした厚みがあって、個人的にはエアバスA320型機を使用する国内の他のLCCより快適なシートだと感じています。
身長175センチのいがモバの場合、膝から前の座席の背面までの空間は握りこぶし1つ分です。
文字の表現だと狭いと思う人もいるかもしれませんが、前方の席の足元の空間に足を入れられるので、実際には新千歳へ向かう約1時間半の飛行時間では十分なスペースだと思います。
スプリングジャパンの5~15列目は右側の方が少し広い!
シートの配置の関係上、スプリングジャパンの5列目から15列目までのスタンダードシートは、左側ABCの座席よりも右側DEFの方が少し広くなっています。
スタンダードシートで5~15列目の座席指定をされる場合は、右側DEFがオススメです。
指先にまで気を配った丁寧なデモンストレーション
離陸前には非常用設備の説明を行います。
きょうも指先にまで気を配った丁寧なデモンストレーションを行っていました。
デモンストレーションの最後にはしっかり深々とお辞儀。日本らしさを感じます。
祝就航!新千歳へ飛び立つ記念すべき瞬間
午前7時30分、スプリングジャパンの新千歳行きIJ661便の初便が新千歳空港に向けて離陸しました。
スプリングジャパンの緑の翼が北海道に向けて飛び立った記念すべき瞬間です!おめでとうございます!
機体はグングンと上空へ。雲の上は今日も青空が広がっていました。
武漢の就航初便でもお世話になりました
離陸から約30分後、機体が安定飛行になりシートベルトサインが消灯しました。
ギャレーではスプリングジャパンの客室乗務員が機内販売の準備をテキパキと行っています。
新千歳行きIJ661便の初便には今年2月の成田~武漢の初便に乗務していた方が2名いらっしゃいました。
2月はお世話になりました!今回も宜しくお願い致します。
笑顔で機内販売を開始
通路にカートが出され、機内販売が行われます。
スプリングジャパンの客室乗務員は常に笑顔です。
おかわり自由!スプリングジャパンの名物「嬉野茶」
いがモバはスプリングジャパンの名物「嬉野茶」を注文しました。
春秋航空日本が機内で販売している嬉野茶は、佐賀・嬉野市の老舗の嬉野茶専門店「中島美香園」(なかしまびこうえん)が提供していて、絶品の嬉野茶が機内で楽しめます。
スプリングジャパンの国内線ではこの嬉野茶がたった200円でお代わり自由なので、美味しいお茶をフライト中たっぷり味わう事ができます。
ご当地グルメがスプリングジャパンの機内で楽しめる!
また、機内販売では就航先の佐賀県のまるぼうろや広島県・瀬戸内レモンを使ったイカ天、とり皮などのメニューも用意されています。
普段なかなか食べられないご当地グルメやスイーツが食べられるのが魅力です。
国内LCCでピカイチ!スプリングジャパンの高い接客レベル
スプリングジャパンの機内で印象的なのが、客室乗務員の接客レベルの高さです。
真摯にお客に向き合う姿勢は、JALやANAなどの国内大手航空会社にも引けを取りません。
常に笑顔を欠かさないその姿には、いつも感心させられます。
東北地方を北上!新千歳までもうすぐ
窓の外を見ると、IJ661便は東北地方の上空を北上していました。
新千歳空港まではもうすぐです。
午前8時半ごろ、IJ661便は新千歳空港へむけて降下が始まります。
着陸に備えてシートベルトサインが点灯しました。
安全面への配慮を欠かさないスプリングジャパン
この際に、着陸に備えてスプリングジャパンのクルーが一つ一つ丁寧に棚のロックを確認していたのが印象的でした。
安全面への配慮も欠かしません。
スプリングジャパンの緑の翼が北海道に降り立った瞬間
そして午前8時45分ごろ、スプリングジャパンの成田発新千歳行きIJ661便の初便の飛行機は無事に新千歳に着陸しました。
日本の国内線に就航してから約2年。ついにスプリングジャパンで北海道に行ける時がやってきました。
新千歳への就航、本当におめでとうございます!
就航記念のサッポロビールをプレゼント
到着後、新千歳空港では就航記念としてサッポロビールのミニ缶が配られました。
きょうから9月19日(月)までの期間限定でスプリングジャパンとサッポロビール博物館がコラボを行っていて、搭乗券提示でクラシックビールが1杯サービス(プレミアムツアー参加時)などの特典があります。(詳細はこちら)
帰りは満席!大反響のスプリングジャパンの成田~新千歳便
折り返しの新千歳発成田行きのIJ662便はなんと満席。
スプリングジャパンの成田~新千歳路線への注目度の高さを改めて実感しました。
素晴らしいフライトをありがとうございました!
最後にスプリングジャパンのクルーのみなさんに協力していただき、集合写真を撮影しました。笑顔が素敵です!
IJ661便のクルーの皆様、きょうも素晴らしいフライトをありがとうございました!
コスパで勝負!成田~新千歳のLCCはスプリングジャパンに注目
東京~札幌間の移動の新しい選択肢となったLCC「スプリングジャパン・春秋航空日本」。
便数は1日1往復とまだ少ないですが、預け荷物が含まれた「スプリング」のチケットは他社LCCと比べて価格の競争力があり、客室乗務員の機内サービスはレガシーに匹敵する高いクオリティーです。
実際に乗ると分かる「スプリングジャパン」のコストパフォーマンスの高さ。激戦の成田~新千歳のLCCはスプリングジャパンに注目してみてくださいね!
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。