7月21日、LCC「スクート」の成田~バンコク~シンガポール便が就航。人気のタイに快適なB787型機で直行できる注目路線です。いがモバは格安ビジネスクラスの「スクートビズ」を初体験。想像以上の快適さに大満足でした。初便の搭乗レポートを紹介!
スクートが成田~バンコク~シンガポール便に就航!人気のタイにダイレクトに行ける!
シンガポールのチャンギ国際空港を拠点に運航するLCCの「スクート」(Scoot)。中距離路線に特化したLCCで、シンガポールから台北やバンコクを経由して日本を結ぶ路線を運航しています。
そのスクートが、きょう7月21日から成田~バンコク経由~シンガポールの定期便に新規就航しました。
経由便ですが、成田~バンコクの区間だけを購入する事もできるので、人気のタイに「LCCのお得な値段で直行できる路線」として注目が集まっています。
スクートのバンコク行き初便は長蛇の列
7月21日午前8時、いがモバはスクートのバンコク行き初便に乗るために成田空港の第2ターミナルにやってきました。
チェックインカウンターの前は既に長蛇の列。人気のタイへの直行便ということもあって、就航初日からかなりの賑わいでした。
上級クラス「スクートビズ」の専用レーン
今回いがモバは就航記念セールで航空券を安く買えたので、少々奮発。
約1万円~1万5千円の追加で利用できる”格安ビジネスクラス”の「スクートビズ」を利用してみることにしました。
「スクートビズ」の利用者は様々な専用サービスを受けられるのですが、チェックインカウンターにはスクートビズ専用のレーンが設けられています。
スクートビズのチェックインカウンター
こちらがスクートビズの利用者優先のチェックインカウンターです。
スクートビズの利用者は長蛇の列に並ばずに優先的に搭乗手続きができます。
スクートはいつもチェックインに時間がかかり、沢山の人が並んでいる事が多いので、時間がないという人はスクートビズがお勧めです。
スクートビスは機内持ち込み手荷物が15キロまでOK!
スクートビズの乗客は荷物を30キロまで無料で預けることができます。
さらに嬉しい事に、スクートビズでは機内持ち込み手荷物の制限が2つ・合計15キロまでに緩和されます。
小さめのスーツケースであればそのまま持ち込む事ができます。(液体物の制限は従来通りなので注意)
就航記念でテープカット!「LCCという固定概念を変えたい」
午前9時、搭乗ゲートの前でスクートの日本・韓国支社長の坪川成樹(つぼかわ・しげき)さんらによる記念のテープカットが行われました。
坪川支社長は挨拶の中で、「LCCという固定概念を変え、ソフトの面だけでなくハード面でも質の高いサービスを低価格で皆様に提供し、より一層のサービス向上と安全運航を提供し続ける事を約束したい」と述べました。
スクートの新路線の成田~バンコク~シンガポール線の7月の予約率は9割を超えているそうで、幸先の良いスタートを切っています。
初便に搭乗するクルーも記念撮影!
就航記念式典の会場ではバンコク行きのTZ291便の初便に搭乗するクルーらによる記念撮影も行われました。
スクートらしい明るい表情に、こちらも楽しい気分になります。
スクートビズの乗客から優先搭乗
午前9時40分すぎ、スクートビズの乗客の優先搭乗が始まりました。
搭乗ゲートの前は多くの取材陣が詰めかけていたので、その前を通るのはちょっと恥ずかしい。。。(いがモバもどこかで映っていたかも・・・汗)
就航の記念品が貰えた!中身は?
搭乗ゲートを通過した先で就航記念品が配られました。
スクートの袋の中身はNAAのメモ帳とペンでした。何かスクートのオリジナルグッズが欲しかったのですが、袋がかわいいので満足です(笑)。
初便はこういうのも貰えるので、ちょっと得した気分になりますね。
いがモバもバンコク行きの初便に搭乗!
搭乗口に向かう途中には「Have a nice trip!」と書かれた記念のゲートが。
スクートのスタッフが記念撮影をしてくれました。いがモバもこの初便に乗ってバンコクへ行ってきます!
スクートの魅力の一つがB787型機!
いがモバが搭乗したスクートの成田発バンコク行きTZ291便の機体です。
スクートは最新のボーイング787型機を利用していて、快適な機内が魅力の一つです。
それではここから初便の搭乗レポートをお伝えします!
スクート 成田発バンコク行きTZ291便 初便搭乗レポート
機体の入口では客室乗務員が笑顔でお出迎え。
きょうはよろしくお願いします!
B787型機は天井が高い!広々空間
入り口から右手にはスタンダードシートのエリアがあります。
787型機は天井が従来の機種より高いので、空間に広がりを感じます。
スタンダ―ドシートの広さなどについては、前回の台北行きの記事で詳しく紹介しているのでそちらも併せてご覧ください。
これが「スクートビズ」の座席!
入口を入って左手、機体の前方部分が上級クラスの「スクートビズ」のエリアです。
いがモバが利用したスクートビズの座席は広々としたレザーシートです。
座席が2-2-2の配列なので、横幅にもゆとりがあります。
スクートビズの座席は足元も広々!
スクートビズの座席の足元の空間を調べてみると、いつもの「握りこぶし」が1つどころか、6~7個置けるほどの広いスペースがありました。
足も組めちゃいます。
誰もが嬉しい無料の電源コンセントを完備!
嬉しい事に、スクートビズの座席には無料で使える電源コンセントがあります。
プラグも日本の物がそのまま刺さるので、お手持ちの充電器の電圧が対応していればスマホやノートパソコンを充電できます。
これは仕事や遊びに関係なく誰もが嬉しいポイントですね。
「ウェルカムドリンク」でおもてなし
スクートビズのサービスの一つが「ウェルカムドリンク」。パックに入ったミネラルウォーターが配られます。
こんな素敵な笑顔で渡してもらうと「おもてなし」を感じて、幸せな気持ちになりますね。
あらかじめ食べたい機内食を考えておこう
スクートビズには機内食の無料サービスがあります。
出発前に客室乗務員がオーダーをとりに来るので、メニューを事前に予約していない人はすぐに考えないといけません。
東南アジア感満載!スクートの機内食メニュー
こちらがスクートの機内食(ホットミール)のメニューです。東南アジア感満載です。
前回「ナシレマッ」を食べたので(記事)、今回は「ひよこ豆のカレー」にしてみました。
定刻から30分遅れてプッシュバック
この日は使用する機材の到着が遅れたので、プッシュバックが始まったのは午前10時半ごろ。定刻から約30分遅れての出発です。
前回乗った台北便の時も遅れていたので、今後の定時運航に期待したいと思います。
午前10時45分すぎ バンコクへ向け離陸!
結局、TZ291便は定刻から45分遅れて午前10時45分すぎに離陸しました。
バンコクへ向け、いざ出発です!
スクートビズのエリアは仕切られている
スクートビズのエリアはカーテンで仕切られているので、比較的静かな空間です。
この日の関東地方はあいにくの空模様でしたが、雲を抜けると上空は青空が広がっていました。
お待ちかねの機内食の時間
安定飛行になりシートベルトサインが消えると、お待ちかねの機内食の時間です。
あらかじめオーダーを聞いてあるので、ギャレーでは客室乗務員がテキパキと準備をしていました。
ちょうどいがモバの分を用意していたので、写真をお願いすると気さくにOKしてくれました。素敵な方です。
スクートビズでは黒いトレーに乗せて提供
今回はひよこ豆のカレーを注文。飲み物もアルコールを含めて1杯無料なので、ビールを注文してみました。
スクートのホットミールは細長い長方形なので凄く小さく感じるのが欠点なのですが、スクートビズでは黒いトレーの上に乗せて提供されるので、少しだけボリューム感がでます。
想像以上にスパイシーなスクートの「ひよこ豆のカレー」
スクートのひよこ豆のカレーを食べてみると、想像以上にスパイシー!
辛いのが苦手な人は避けた方がいいですが、夏にはぴったりの食べごたえのあるカレーでした。個人的には前回のナシレマッの機内食よりこちらの方が好きです。
上空で「機内Wi-Fi」が使えるように!
離陸後しばらくすると機内Wi-Fiが使えるようになります。
暗号化はされてないのでタッチするとすぐに接続します。
この段階ではまだ機内のシステムに接続しているだけなので、インターネットには繋がりません。(ネット接続は衛星通信が繋がる高度1万メートル以上で可能)
スクートビズは機内エンタテイメントの「SCOOTV」が無料に
こちらは映画などが楽しめる機内エンターテインメントの「SCOOTV」。
通常11米ドルの有料サービスなのですが、スクートビズの利用者は「SCOOTV」を無料で楽しめる「コード」が書かれたカードが配られます。
主に外国の映画を見ることができるのですが、プログラムの中には小栗旬さんが主演した「信長協奏曲」などもありました。
スクートの目玉!機内インターネット
スクートの目玉サービスともいえるのが、衛星通信を利用した機内インターネット(機内Wi-Fi)です。
料金は1時間:11.95米ドル、3時間:16.95米ドル、24時間:21.95米ドルの時間制と、データ容量が20MBに制限され通信速度が64kbpsと低速の「ソーシャルライト」の4つがあります。
バンコク路線なら3時間のプランでもいいかも!
今回は飛行中にスクートの記事を書きたかったので、3時間のプラン(16.95米ドル)を選んでみました。
成田~バンコク路線は飛行時間が約6時間あるので、真ん中の3時間をネット接続にまるまる使えます。
スクートの機内Wi-Fiでインターネット!
クレジットカードで決済するとインターネットに繋がるようになります。
飛行機の中でも、いがモバのブログをバッチリ見ることができました。
スクートの機内インターネットの通信速度は?
スクートの機内Wi-Fiは便利なのですが、実際にどの位の通信速度なのか気になりますよね。
スピードテストをした結果、ダウンロードは1.28Mbps、アップロードは0.1Mbpsでした。
上りが極端に遅いのは衛星電話回線を利用しているからです。
上りの速度が遅いので写真のアップロードがきつかったのですが、それでもきちんと40枚以上の写真付の記事を公開する事ができました。
何故か暗いまま行う免税品販売
機内食の販売が終わると免税品の機内販売が行われます。
なぜか機内を暗くしたままで行うので、カートにどんな商品があるかも分かりません。殆ど呼び止める人はいませんでした。
円高&割引キャンペーンでお得かも
ただ、この免税品販売には注目の割引キャンペーンも。
キャンペーンの内容は、1つ88シンガポールドル(約6900円)以上の購入で記念品贈呈、1つ288シンガポールドル(約22500円)の購入で15%割り引くというものです。
2016年7月現在、円高傾向が続いているので、上手く買い物するとダブルの相乗効果でお得に免税品が買えそうです。
疲れたらリクライニングして身体を休めよう
機内販売が終わると機内での一通りのイベントが終了。機内の窓の電子カーテンが暗くなります。
スクートビズの座席を最大にリクライニングすると写真のような状態になります。
エアアジアのようなフラットな座席ではないですが、体を休めるには十分です。
ゆっくり休んで、この先の旅に備えましょう!
あっと言う間にタイの上空に
機内インターネットを使って集中してブログを書いていると、あっと言う間に時間が過ぎていきます。
気付けば窓の外はタイの光景が広がっていました。
午後2時20分すぎ ドンムアン空港に到着!
現地時刻の午後2時20分すぎ、いがモバの乗ったスクートTZ291便は定刻より約30分遅れてバンコクのドンムアン空港に到着しました。
スクートビズはシート以外にも無料サービスが多く元が取れる!
今回初めて体験したスクートの上級クラス「スクートビズ」。
通常の航空券より片道1~1.5万円ほど高いのですが、荷物の制限緩和・機内食・ 機内エンターテイメントなどが無料で楽しめるので、シートだけでなく総合的にみて「元が取れる」シートだと感じました。
TZ291便の皆様ありがとうございました!
降機前に写真をお願いすると、スクートの客室乗務員のお二方は快くOK。
ビシッとポーズまで作ってくれました。流石です!
お二方はフライト中、ずっと素敵な笑顔で仕事をしていたので、スクートのこれまでの機内サービスのイメージがガラリと変わりました。
TZ291便のクルーの皆様お疲れ様でした!またスクートの機内でお会いできることを楽しみにしています!
スクートが新規路線就航記念のスペシャル価格で販売中!
スクートでは成田~バンコク~シンガポール線の新規就航を記念して、通常より安い「スペシャル価格」で各路線を販売中です。
特に成田~バンコクは片道8900円(税込)~と安く、いがモバが初体験中の「スクートビズ」も片道22900円(税込)とかなりお得になっています。
このスペシャル価格は2016年7月24日(日)23時59分までの販売なので、ぜひ公式ページでお得な航空券をゲットして下さいね!
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。