中国最大のLCC春秋航空を運営する春秋グループ。4月、中部国際空港近くに「スプリングサニーホテル名古屋常滑」を開業しました。広い部屋に人工温泉の大浴場も完備。ビジネスホテルの料金でシティホテルの快適さと、前後泊にも最適なコスパホテルでした!
春秋グループが日本でホテル事業!「スプリングサニーホテル名古屋常滑」オープン
4月25日、中部国際空港・セントレアの近くの常滑に新ホテル「スプリングサニーホテル名古屋常滑」がグランドオープンしました。
このホテルは、中国最大のLCC「春秋航空」を運営する「春秋グループ」が日本の「サンフロンティア不動産」と共同運営する「スプリングサニー」ブランドのホテルの第1号店です。
春秋グループとしては海外で初めて運営するホテルで、その新事業に注目が集まっています。
春秋グループについては今年3月に上海で春秋旅行社の新本社と春秋航空の本社を日本人のブロガーとして初取材した際の記事があるのでこちらも併せてご覧ください。
スプリングサニーホテル名古屋常滑は楽天で口コミ高評価!
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」は、元々2008年にオープンした「AUホテル常滑」をリブランドしたホテルです。
AUホテル時代も宿泊客の評判がよかったのですが、「スプリングサニーホテル名古屋常滑」としてリニューアルしてからも宿泊客の評判がよく、「楽天トラベル」の口コミ評価も5点満点中平均3.84と高評価です。
スプリングサニーホテル名古屋常滑に泊まってみた
春秋グループが経営する「スプリングサニーホテル名古屋常滑」は一体どんなホテルなのでしょうか?
いがモバはLCCの仕事関係で先日セントレアに行く用事があったので、実際に泊まってみる事にしました。
ホテルのある名鉄常滑駅はセントレアから2駅、最短約3分とアクセスも便利です。
ホテルは名鉄常滑駅の目の前!
常滑駅のロータリーのすぐ目の前に「スプリングサニーホテル名古屋常滑」があります。
駅の改札からホテルまでは歩いて1分もかからず、アクセス抜群の立地です。
洋風の外観が印象的なホテルの建物は地上15階・地下1階建てで、客室は194部屋あります。
ホテルに一歩足を踏み入れると豪華なロビーが
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の中に入ると、高級感のある豪華なロビーにまず圧倒されます。
リニューアルしてまだ間もないのでピカピカです。
ロビーで巨大招き猫がお出迎え・常滑は日本一の産地
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のロビーには巨大な「招き猫」が。
ホテルのある常滑は焼き物の町として知られていて、実は招き猫の生産量が日本一なんです。
ロビーに置かれた常滑焼の招き猫は人を招く事を意味する「左手」が上がっていました。「千客万来」で多くの宿泊客との「良縁」があるといいですね。
スプリングサニーホテルのスタッフが笑顔でお出迎え
「長旅お疲れ様でした!」
笑顔でキーを渡してくれたのは「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のスタッフ。
明るく接客も丁寧で、中国語が堪能なスタッフも多くいました。
まるで老舗旅館!廊下が畳敷きの特別フロア
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」で特徴的なのが14階・15階の特別フロア。
ここはエレベーターを降りるとすぐに下駄箱があり、土足厳禁になっています。
特別フロアの廊下はなんと畳敷き!まるで老舗の温泉宿みたいです。
素足で歩く畳敷きの廊下は外国人観光客からも大変好評だそうです。
必見!スプリングサニーホテル名古屋常滑のスイートルーム
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の15階には「スイートルーム」(ファミリールーム)があります。
特別に中を見せて貰ったのですが、部屋は49平米とすごく広く、畳敷きのコーナーもあるなど和洋折衷な雰囲気。
家族連れの利用が多く、畳のコーナーは子供に特に好評との事です。外国人観光客の方にとってはこの部屋が日本の畳の初体験となる人もいるかもしれませんね。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の「スイートルーム」は他の部屋とは少し違う作り。
お風呂はガラス張りで、客室側のブラインドを上げると中が見えるというラグジュアリーな雰囲気でした。
圧倒的に広い!スプリングサニーホテル名古屋常滑のダブルルーム
いがモバが宿泊したのは写真の「ダブルルーム」。1名利用でもこの部屋を使用します。
部屋の面積は約24平米と他のビジネスホテルより広く、シティホテルに泊まっているような高級感があります。
ベッドの幅も160cmあって(部屋によっては140センチ)、両手を広げて寝られるゆとりがありました。
スプリングサニーホテル名古屋常滑の一番人気!「ジャパニーズスタイルツイン」
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の一番人気の部屋が、「JapaneseStyleツイン」です。
ベッドのコーナーが畳敷きになっていて、日本を感じることができます。
布団と違って、厚みのあるマットレスなので底付きせず快適に寝られるそうです。
ビジネスマン必見!スプリングサニーホテル名古屋常滑のデスクは?
ビジネスマンが気になるのが、部屋の机の快適さですよね。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の客室には広々とした机が設置されています。ノートパソコンを置いて、その横に書類を広げる余裕もありました。
有線LANのほか、無線LANも無料で利用できるので、ネット環境もバッチリです。
コンセントも机の上に3つ空きがあったので、各種ガジェットの充電も安心です。
地元「常滑」を感じさせる気配りも
こちらの部屋の照明スタンド。実は「常滑焼」なんです。
こんなところにも地元を感じさせる気配りがありました。
スプリングサニーホテル名古屋常滑のバスルームは?
こちらは「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のダブルとツインの部屋のバスルームです。
客室同様、バスルームもかなり広く、浴槽は足が伸ばせるほど大きいものでした。
常滑に本社があるINAXの高級なランクのシャワートイレもついていて、充実した水回りでした。
[aside type=”normal”]掲載当初、シャワートイレについて「ウォシュレット」(TOTO社)という表現を使用しておりました。読者のY様にご指摘頂きました。お詫びして訂正致します。[/aside]
浴衣に着替えて大浴場に行こう!
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の客室内には浴衣とスリッパの用意があります。
ホテルの大浴場は浴衣姿でOKなので、浴衣に着替えてリラックスした格好で大浴場に行くことができます。
スプリングサニーホテル名古屋常滑の目玉は大浴場!
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の目玉といえるのが、地下1階にある大浴場の「人工温泉知多 招き湯」です。
招き猫ののれんをくぐって中に入ると・・・
中には綺麗に清掃された脱衣所が。
脱衣所はアメニティもしっかりしていて、女湯(営業時間前に特別に撮影)には資生堂のメイク落としなども完備していました。女性は嬉しいのではないでしょうか?
ドライヤーもマイナスイオンの物を使っていて、こちらも高級仕様です。
スプリングサニーホテル名古屋常滑の広々とした大浴場
そしてこちらが「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の目玉の大浴場です。
広々としていて、水風呂もあります。
お湯は「天然鉱石トゴール」を利用した人工温泉
大浴場のお湯は「トゴール」という天然鉱石を利用した「人工温泉」です。
石から溶け出した成分には保温・保湿・洗浄効果などがあるそうで、夜に実際に入ると身体がポカポカ暖まり、身体の疲れをとることができました。(あくまで個人的な感想です)
大浴場にはサウナも!結構広い
大浴場の中にはサウナもあります。
中も結構広いので、ある程度の人数が入れそうでした。
湯上がりに南アルプスの天然水が無料で飲める
お風呂とサウナで汗をかいた後はしっかり水分補給。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の大浴場の脱衣所には、サントリーの「南アルプスの天然水」を飲めるウォーターサーバーが設置されています。
普通に買ったらお金がかかるミネラルウォーターが無料で飲めるのは嬉しいですよね。
旅の疲れを癒やすマッサージ器も無料
さらに、大浴場の脱衣所にはマッサージ器が置いてあります。
嬉しい事にこちらも無料で、旅の疲れを癒やしてくれます。
ホテルの屋上を無料開放!
お風呂で火照った身体を冷ますのにオススメなのが、「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の屋上です。
こちらの屋上は日の出の10分前から日没10分後まで無料で開放していて、知多半島の海を一望することができます。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の屋上からはセントレアに離発着する飛行機を見ることもできます。
夏の花火の日の夜に宿泊客が見られるように屋上を開放する計画もあるそうです。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のレストラン
ところ変わって、こちらは「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の1階にあるレストラン「BEARE」の入り口です。
春秋航空のクルーも利用!フライト前後の寛ぎの時間
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」は、セントレアに近いことから、グループ会社のLCC「春秋航空」のクルーも宿泊しています。
そのため、レストラン「BEARE」は春秋航空のクルーの食事休憩やフライト前後のブリーフィングルームとしても活用しています。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」は近くにイオンモールやコストコなどもあるので、春秋航空のクルーの人気のステイ先になっているそうです。
春秋航空の実際のフライトの様子については以前の取材の記事をご覧ください。特別に許可を頂いた機内の写真は必見です!
この日は特別イベント開催!
いがモバが宿泊した7月2日は、レストランで盛岡名物の「わんこそば」の体験イベントが開かれていました。
中国人観光客がわんこそば初体験!
レストランにいってみると、既に会場は「わんこそば」に挑戦する中国人観光客で大盛り上がり!
1分間の制限時間の間に、何杯食べられるかを競っていました。
参加者の女性は初めてのスタイルに苦戦しながらも、14杯という高スコア。
初めての経験に、始める前は不安そうな表情だったのが、終わった後は笑顔になっていたのが印象的でした。
インバウンドを東北観光に結びつける事業の一環だった
わんこそばの体験者には東北地方の観光案内が書かれたパンフレットが手渡されます。
実は今回のイベントは、復興庁が公募した“「新しい東北」交流拡大モデル事業”に選定された事業の一環で、サンフロンティア不動産と、外国人の観光事業を手掛ける「株式会社トラベリエンス」が企画したものでした。
復興庁のプレスリリース(PDFファイル)
今回のイベントをきっかけに次回の日本旅行で東北を訪れて貰いたいという狙いがあるそうです。
中国人観光客の評判も上々だったので、かなりの手ごたえがあったのではないでしょうか?
いがモバも参戦!日中わんこそば対決
そんな訳で、いがモバもわんこそば体験をすることに。
一緒に中国から訪れたカップルの方も参加することになり、さながら「日中わんこそば対決」です(笑)。
そばは盛岡の有名店「初駒」が提供しているので、味は絶品!ただ、時間が限られているので「噛む」のではなく「飲み込んで」いきます。
わんこそばで日中友好!
気になる「日中わんこそば対決」の結果は、いがモバが計15杯で優勝!頑張った自分を褒めてあげたいです(笑)。
参加者には食べた数が書かれた「駒」が無料でプレゼントされます。中国から来たお二人も楽しそうで良かった!
偶然出会ったイベントでしたが、わんこそばを通して日本と中国の友好を深める事ができました。
夜中にお腹が空いても大丈夫!
ホテルの立地で欠かせないのが、コンビニの近さですよね。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のすぐ隣にはコンビニエンスストアの「ローソン」が24時間営業しています。夜中に小腹が空いても、すぐに買いに行くことができます。
いがモバはこの店でLCC特集に自分の名前を掲載していただいた日経トレンディ8月号を発見し、大人買いしちゃいました(笑)。こちらの記事もぜひご覧ください。
朝6時からOK!50種類以上の豊富なメニューの朝食ブッフェ
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の大浴場と並ぶもう一つの目玉が「朝食ブッフェ」です。
50種類以上のメニューがずらりとならんでいて、ボリューム満点です。
早朝の飛行機を利用する人でも大丈夫なように、朝食の提供時間が午前6時~9時半と早い時間から食べられるのも嬉しいポイントです。
朝食ブッフェで名古屋グルメも楽しめる!
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の朝食ブッフェでは、地元の名古屋グルメも楽しめます。
この日は名古屋名物の「きしめん」や名古屋ならではの赤味噌を使ったお味噌汁などが味わえました。
一度じゃ食べきれない!贅沢な悩みの朝食ブッフェ
こちらがいがモバがチョイスした朝食ブッフェ。これでもまだごく一部です。
この他にも取り切れなかったメニューが沢山あるので、どれを食べたらいいか悩んでしまうほど豊富な朝食ブッフェは「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の強みだと感じました。
気づけば「純日本」を体験できるホテルだった
炊き立ての白いご飯に、ツヤツヤの納豆。シンプルだけど幸せな朝のひと時です。
ご飯を口にしてふと思ったのが、「スプリングサニーホテル名古屋常滑」には日本の良い所がギュッと濃縮されているということでした。
畳敷きの廊下、浴衣で大浴場、豊富な朝ごはん。このホテルで一泊すると「日本」をすごく感じることができます。これは日本人の自分にとっても大変心地の良い空間でした。
スタッフが笑顔でお見送り・素敵な時間に感謝!
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のチェックアウト時間は午前10時。
最後はスタッフの方が笑顔でお見送りしてくださいました。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」のスタッフは皆さん本当に優しくて、その触れ合いも心休まるひと時になりました。
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」の皆様、素敵な時間をありがとうございました!
セントレアまで電車で最短3分!早朝便の前泊にぴったり
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」からセントレアへは、歩いてすぐの名鉄常滑駅から2駅最短3分で到着します。
電車がうまく合えばホテルから10分かからずにセントレアに行けるので、これは駅近ホテルならではのメリットです。
セントレア行きの始発電車は朝5時18分と早い時間からあるので、6時台の早朝便でも間に合います。(国際線は各社違う締め切り時間に注意)
「スプリングサニーホテル名古屋常滑」宿泊感想まとめ
今回宿泊した「スプリングサニーホテル」は日曜・月曜などの宿泊であれば1名1泊5千円台から泊まることができます。家族や友人などと一緒に宿泊するとさらにお得に泊まることができます。
中国人の団体客とチェックイン時間が重なると手続きに時間がかかるのが欠点ですが、その他は滞在中に不快に感じるようなことは一切ありませんでした。最近は日本旅行を複数回経験している中国の方も多いので、日本のマナーを理解している人が増えているのが実情です。
部屋は他のビジネスホテルより圧倒的に広く、人工温泉の大浴場や豊富なメニューの朝食ブッフェなど、ビジネスホテルの値段でシティホテル並みのワンランク上の快適さを感じました。
ただ寝られれば良いではなく、部屋の快適さも重視したい人には「スプリングサニーホテル名古屋常滑」は最適なホテルだと感じました。春秋グループのコストパフォーマンスの高さはこのホテルでも健在でした。
外国人観光客だけでなく、日本人にとっても心地よい「スプリングサニーホテル名古屋常滑」。セントレアの前泊後泊に便利で、常滑エリアの人気ホテルになりそうです!
スプリングサニーホテル名古屋常滑(HP)
住所:〒479-0837
愛知県常滑市新開町3-174-1
駐車場:100台
電話:0569-36-1600
FAX:0569-36-1601
チェックイン 15:00
チェックアウト 10:00
朝食時間 6:00~9:30
【館内施設】
大浴場(人工温泉)
コインランドリー
乾燥機/自動販売機/PCコーナー
全館Wi-Fi/電子レンジ
【無料貸し出し】
電気スタンド/アイロン/爪切り
ソーイングセット/常備薬
ズボンプレッサー/毛布
体温計/各種充電器
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。