首都圏第3の空港「茨城空港」。東京駅からは500円バスで約90分と意外と近く、無料駐車場も完備。空港利用料も激安とお得な空港です。空港へのアクセスや特産メロンを使った人気のお土産、地元グルメまで茨城空港の使い方と魅力をたっぷり紹介します!
知ってる?首都圏第3の空港「茨城空港」
2010年3月に開港した「茨城空港」。首都圏第3の空港として徐々に人気が高まっています。
まだ使ったことのない人も多いと思いますが、茨城空港は実は魅力満載のお得な空港なんです。きょうは茨城空港の使い方と魅力を詳しく紹介していきます!
意外と近いぞ!茨城空港
茨城というと遠いイメージがあるかもしれませんが、茨城空港は実は東京から意外と近いんです。
最近は高速道路もあまり渋滞しないので、東京駅からは常磐自動車道経由で約90~100分で到着します。東京駅から成田空港へ行くのにも高速で60分はかかるので、実はそんなに変わらないんです。
北関東の前橋からは北関東自動車道経由で約110分、2時間かからずに行く事ができます。
茨城空港発着の便は出発直前でも安い!
茨城空港には現在4社の航空会社が就航していますが、まだあまり知られていないので空席も多めです。
そのため、直前でも航空券を安く買えるチャンスが多く、茨城空港に就航している台湾のLCC「Vエア」の場合は出発前日でも片道5260円で台北行きの航空券が買うことができました。
航空券の運賃を安く抑えたい時は茨城空港の発着便も検索する事をおすすめします。
空港利用料も安い!茨城空港を使うだけでお得に
航空券を購入する時に、意外とお金がかかるのが空港利用料(通称:空港税)ですよね。実は茨城空港は空港利用料もすごく安いんです。
茨城空港の空港利用料は国際線の場合は大人1人わずか520円。
成田空港は2610円(3タミは1540円)、羽田空港は2570円かかるので、茨城空港を利用するだけで2000円近くお金を節約できちゃうんです。これは嬉しいですよね。
東京駅から茨城空港へ500円で行ける!
さらには茨城空港は空港アクセスの料金もお得です。
茨城空港へは東京駅の八重洲口にあるバスターミナル(3番乗り場)から直行の高速バスを運行しています。
茨城空港発着便を利用する人は、このバスをわずか500円で乗ることができます。(飛行機を利用しない人は1200円)
茨城空港行きの500円バスに乗ってみた
いがモバは茨城空港発のVエアに乗るため、実際に東京駅から500円バスに乗ってみました。
運賃は激安ですが、車内は快適な高速バスそのもの。後方にトイレもあるので安心です。
茨城空港へ向かう車窓からはのどかな田園風景も。常磐自動車道をひたすら北上します。
約90分で茨城空港に到着!近い!
午前7時に東京駅を出発した500円バスは午前8時32分に茨城空港に到着。
約90分で着いたので、やっぱり成田空港に行くのと同じくらいの感覚でした。途中ウトウトしていたのであっという間に感じます。
茨城空港へはJR水戸駅・つくばエクスプレスつくば駅・JR石岡駅などからのバスもあります。
茨城空港500円バスはEチケットでも大丈夫
茨城空港~東京駅のバスは降車時に500円を支払う際に茨城空港発着の航空券を運転手さんに提示する必要があります。
Eチケットやモバイルアプリの予約画面の提示でも大丈夫なので安心してくださいね。
茨城空港は車のアクセスもお得!1300台の無料駐車場を完備
茨城空港は車で行くのもお得です。1300台分の駐車場を用意していて、しかも無料なんです。
利用期間の制限もないので、長い旅行で車を預けっぱなしにしても高額の駐車料金を払わなくていいので安心です。
成田空港周辺の民間の駐車場は一泊500円程度かかり、しかも空港まで送迎バスで移動しないといけないので、空港敷地内の駐車場を無料で使えるのは嬉しいですよね。
人数が多い場合は茨城空港行きの乗り合いタクシーも
一度に3~4人で旅行をする場合はタクシーを使うのも便利です。
タクシーの場合、JR水戸駅~茨城空港は約45分・片道 約7000円、JR石岡駅~茨城空港は約30分片道約5500円が目安です。
前日17時までの事前予約制の乗り合いタクシーもあります。詳しくは茨城空港のタクシーのページをご覧ください。
茨城空港のターミナルビルを紹介!
それでは早速茨城空港のターミナルビルの中を紹介していきたいと思います。
茨城空港はコンパクトな作りですが、見どころ満載です!
茨城空港の1階のフロアマップ
こちらが茨城空港の1階のフロアマップです。
入口を入ると左右に航空会社のチェックインカウンターがあります。
茨城空港に就航している会社1「スカイマーク」
茨城空港に就航している航空会社の一つ、「スカイマーク」です。
茨城空港からは新千歳・神戸・福岡・那覇に直行便を飛ばしています。
茨城空港に就航している会社2「春秋航空」
こちらはいがモバでもおなじみの「春秋航空」。
茨城空港からは水曜日を除く毎日、上海への直行便を運航しています。
春秋航空にとって茨城空港は一番最初の日本路線で、記念すべき始まりの空港でもあります。この日も大勢の中国人団体観光客で賑わっていました。
茨城空港に就航している会社3「Vエア」
こちらがいがモバが搭乗した台北行きの便を運航する「Vエア」です。
ことしの3月15日に茨城~台北桃園便を就航し、火・木・土・日の週4便運航しています。
【8月10日追記】Vエアが羽田・茨城路線に続き、9月末に全路線で運航停止する事が正式発表されました。伝説のLCCとなってしまったVエアの搭乗レポートの未公開写真を紹介しています。
茨城空港に就航している会社4「中国南方航空」
さらに、茨城空港には中国南方航空も就航しています。
毎週土日に茨城~深センの直行便を運航しています。
深センは中国の中でも成長著しい都市で、スマホメーカーの生産拠点でもあります。
茨城空港はチャーター便も盛ん
茨城空港はチャーター便の誘致にも積極的で、今年の夏はベトナム航空のダナン行き、フジドリームエアラインで稚内行き、ジンエアーで済州島行きなどが運航予定です。
ここで実績を残せば将来の定期路線にも繋がるかもしれませんね。今後が楽しみです。
茨城空港の検査場はコンパクト
茨城空港の手荷物検査場は国内線・国際線の各1つずつで、とてもコンパクトです。
団体客と被らなけらばそんなに混雑しないので、すぐに出国する事ができます。
茨城空港の宅急便・レンタカーカウンター
茨城空港の1階左手奥にはヤマト運輸の宅急便のカウンターとトヨタレンタカーのカウンターがあります。
茨城空港到着便を利用する人で茨城県内の宿泊施設を1泊以上利用する人は、レンタカーの最初の24時間を1000円~で利用できる「1,000円レンタカープラスキャンペーン」を行っています。
スカイマークの国内線などで茨城空港に到着した際は、茨城を拠点にお得に観光する事ができます。
セブン銀行もある!茨城空港の銀行ATM
空港で出発前にお金をおろしておきたい、お土産を買いたいという時にATMがあると助かりますよね。
茨城空港には地元の常陽銀行、筑波銀行のほか、多くの銀行に対応したセブン銀行のATMがあります。
セブン銀行の横にある両替機は外貨から日本円に変えるものなので、海外に行かれる際は事前に両替するか、現地で両替してくださいね。
茨城空港の1階にコンビニ&お土産屋
茨城空港の1階にはコンビニとお土産屋さんが合体した「ブルースカイ・サンクススカイ 茨城空港店」があります。
国際線に乗る場合は保安検査の関係でペットボトルをここで買っても持ち込めませんが(セキュリティエリア内に自販機があります)、機内で食べる軽食やお菓子を買うとちょっと節約できますね。
茨城空港にもコインロッカーがある
茨城空港の1階にはコインロッカーがあります。
1日の料金は小300円・中400円・大500円です。
茨城空港の周辺には空の駅などがあるので、荷物を預けて散策する時に便利ですね。
茨城空港の1階に外国人向け家電ショップ
茨城空港の1階の奥には家電などを取り扱う「秋葉原デジタル家電 茨城空港店」があります。
これは主に外国人向けの店で、炊飯器などが売られています。
茨城空港の2階を紹介!
つづいて茨城空港の2階を紹介していきます。
茨城空港2階のフロアマップ
こちらが茨城空港の2階のフロアマップです。
主に売店とレストランで構成されています。
茨城空港のインターネットコーナー・電源無しが残念!
茨城空港の2階でまず目に留まるのが、窓に沿ってずらりと並ぶ大きなカウンターの机。こちらがインターネットコーナーです。
茨城空港には無料のWi-Fiが飛んでいるので、この机に座ってインターネットをしながら空き時間を過ごすことができます。
ただ、残念な事にコンセントがないので、長時間ここで作業をするのは向いていません。他の空港は最近電源を充実させてきているので、茨城空港もぜひ導入してほしいと思います。
※有料(20分100円)の携帯充電スタンドが右奥にあります。
茨城空港のマッサージコーナー
インターネットコーナーの奥にはマッサージ機が3台あります。
10分100円で、外の景色を見ながらマッサージを受けることができます。
北関東でおなじみの「すぎのや本陣」が!茨城空港のレストランを紹介
茨城空港の2階にはフードコート形式のレストランがあります。
出店しているのは北関東エリアでおなじみの和食ファミリーレストランの「すぎのや本陣」です。
「すぎのや本陣 茨城空港店」のメニュー
こちらが「すぎのや本陣 茨城空港店」のメニューです。
そばやうどんのほか、地元の食材を使った肉・魚料理のメニューが色々あります。
すぎのや本陣 茨城空港店の「しょぼろ納豆そば」
いがモバが注文したのは「しょぼろ納豆そば」(税込918円)。
これが想像以上に美味しかったんです!
「すぎのや本陣 茨城空港店」では蕎麦を地元のブランド蕎麦「常陸秋そば」(ひたちあきそば)を使っています。
香り豊かな常陸秋そばと一緒に食べるのが「しょぼろ納豆」。茨城の郷土料理で、醤油漬けの切り干し大根に納豆を加えたものです。
つるネバの納豆蕎麦は予想以上に美味!茨城空港に来た際はぜひ地元の食材をふんだんに使った「しょぼろ納豆そば」を食べてみてくださいね。
茨城空港の飛行機を見ながら一服 「SKY LIGHT CAFE」
「すぎのや本陣 」の奥にはカフェ「SKY LIGHT CAFE」があります。
「SKY LIGHT CAFE」では充実したドリンクとケーキなどを一緒に味わうことができます。
カフェの席からは茨城空港の滑走路を一望できるので、飛行機を見ながら出発前に優雅に一杯、なんてこともできます。
地元・小美玉の特産品を販売「SKY ARENA」
こちらはお土産屋さんの「SKY ARENA」。
茨城空港の地元・小美玉市の特産品などを取り扱っています。
お隣の空の駅の工場で作るヨーグルトも販売
小美玉は酪農がさかんな地域でもあります。
その新鮮な牛乳と地元で採れたブルーベリーを使った飲むヨーグルトなどのお土産を販売しています。
国際線出発時は大きい物は持って入れないので、小さいサイズの物を買って、保安検査前に楽しむプチおやつにいいですね。
大人気の「おみたまプリン」は火・金のみ
茨城県の「平飼い卵」や「ノンホモ牛乳」など厳選した食材を使い、食通の人の間で大人気の「おみたまプリン」。
茨城空港の「SKY ARENA」には火曜日・金曜日限定で入荷します。いがモバが訪れたのは日曜日なのでありませんでしたが、タイミングが合えばぜひ食べたい一品です。
ご当地キャラ「おみたん」グッズも販売中
茨城空港の「SKY ARENA」には小美玉市の公式マスコットキャラクターの「おみたん」のグッズ売り場もあります。
「おみたん」は仔牛と飛行機がモチーフで、「牛だけどがんばれば空も飛べる!」と日々夢見ているそうです(笑)。
小美玉に来た記念におひとついかがですか?
茨城のゆるキャラ「ねばーる君」人気もすごい
茨城空港を訪れていた子どもたちに大人気だったのが、茨城県のゆるキャラ「ねばーる君」。
最近は一時の勢いはなくなりましたが、まだまだ人気は健在です。
茨城空港の人気お土産「メロンカレー」「メロンサイダー」
茨城空港でお土産に何を買えばいいか悩んでいる人にお勧めなのが、茨城県の特産品「メロン」を使ったお土産です。2階のお土産屋さん「亀じるし」で購入する事ができます。
パッケージの破壊力が凄い「メロンカレー」(税抜500円)は生産量日本一の茨城県鉾田市産のメロンと茨城県のブランド豚「ローズポーク」を組み合わせた「ご当地カレー」です。
その隣は同じく鉾田市のメロン果汁を使った「茨城メロンソーダ」(税抜195円)です。こちらは実際に飲みましたが、本物のメロン果汁を使っているので、ものすごい芳醇な香りが口の中に広がります。これぞ本物のプレミアムメロンソーダだ!という感じでした。
茨城空港でも「メロン羊かん」が買える
お土産屋の「亀じるし」では、茨城県庁の売店で販売されている「茨城県庁 メロン羊かん」(税抜400円)を購入することができます。
こちらも鉾田市産のメロンの果肉が使われているそうで、話題のネタとしてお土産に買っていくのも面白いかもしれませんね。
航空自衛隊百里基地のグッズも販売
茨城空港は航空自衛隊の百里基地と滑走路を共用利用しています。
そのため、お土産屋の「亀じるし」では自衛隊グッズも販売しています。
ミリオタの方はぜひこちらも記念にどうぞ!
茨城空港に春秋航空のショップがオープン!
お土産屋の「亀じるし」の横には去年12月にオープンした春秋航空が経営する免税店「SPRING SHOP」があります。
こちらは主に外国人観光客向けの品ぞろえですが、日本を感じさせるお土産は海外の方へのお土産にも喜ばれるので、出発前にちょっと覗いてみるのもお勧めです。
茨城空港の観光情報コーナーで「ご当地るるぶ」をゲット!
いがモバが一番テンションが上がったのがこちら。
茨城空港2階の「SPRING SHOP」のお向かいにある観光情報コーナーでは茨城県の「ご当地るるぶ」が無料で貰えるんです。
茨城県内で発行している「ご当地るるぶ」が一度に手に入るので、今後の旅の参考にもなります。少しかさばるかもしれませんが、まとめてゲットするチャンスです!
茨城空港の送迎デッキは飛行機が近い!
そしてこちらが茨城空港の2階の外にある送迎デッキです。
茨城空港はボーディングブリッジが無いので、飛行機はターミナルビルにギリギリ近づいて駐機します。
なので、この送迎デッキからは飛行機が凄く近く、飛行機に乗り込む人の顔まで良く分かります。
駐車場が無料なので、飛行機の離着陸の時間帯に合わせて見に来ている地元の人の姿もありました。
茨城空港と「ガールズ&パンツァー」がコラボ
人気アニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台に茨城県大洗町が登場しているのが縁で、茨城空港ではコラボキャンペーンを行っています。
送迎デッキには「ガールズ&パンツァー」のキャラクターと一緒に撮影できる来港記念ボードも。
滑走路の多くに百里基地も見えるので、そのミリタリー感に浸るのも面白そうですね。
茨城空港の近くにあの北海道のコンビニ「セイコーマート」が!
茨城空港の見どころはこれだけではありません。実は、茨城空港の周りにも注目のスポットがあるんです。
茨城空港から歩いて5分ほどのところにある「セイコーマート 茨城空港前店」。
セイコーマートは北海道で大人気のコンビニエンスストアですが、実はフランチャイズ契約を結んだ店舗が茨城空港のすぐそばにあるんです。
北海道まで行かなくてもセイコーマートの激ウマ商品が食べられる
セイコーマートは独自開発した商品が人気ですが、茨城空港前店でもその商品を買うことができます。
北海道産メロン果汁を使用した「北海道メロンソフト」(200円)も購入でき、わざわざ北海道まで行かなくても楽しめるんです。
北海道出身の人は、故郷が恋しくなったら茨城空港前のセイコーマートに行くのも良いかもしれませんね(笑)。
来場者100万人突破!空の駅「そ・ら・ら」
さらにセイコーマートの道のお向かいには、2014年の7月にオープンした空の駅があります。こちらも茨城空港から徒歩5分でこれます。
「空のえき そ・ら・ら」は来場者数がすでに100万人を超える人気施設で、小美玉市や茨城県の新鮮な農産物を購入できる直売所や、地産地消のブッフェレストラン、工場隣接のヨーグルトショップなどがあります。
やっぱりメロン!1個500円~の激安現地価格
「そ・ら・ら」で一番目を引いたのはやっぱり「メロン」!。
鉾田市の農家から直接届けられた新鮮なメロンが1個500円~の激安現地価格で販売していました。
郵送も受け付けていたので、出発前の人もメロンをお得に購入する事ができます。到着便の人は飛行機を気にせずたくさん購入できるので、到着時向きの施設かもしれませんね。
茨城空港をリピートするとキャッシュバックが貰える!
茨城空港には「IBRマイエアポートクラブ」という無料の会員制度があり、リピーターに嬉しい特典を用意しています。
現在は9月30日までの期間限定で、茨城空港発着の航空便を利用した人が航空券の半券1枚につき「IBR‐POINT」が1ポイントたまり、10ポイントたまると「1万円のキャッシュバック」と「茨城県特産品」が貰えるという何とも太っ腹なキャンペーンを行っています。
さらに、茨城空港発着のスカイマークの沖縄便やVエアの台北便の場合は「IBR‐POINT」が2倍になるので、5回の搭乗で1万円CBと特産品が貰えちゃうんです。
「IBRマイエアポートクラブ」の登録は無料で、会員には空港内のレストランや売店の割引などの特典もあるので、ぜひ登録してみてくださいね。
結構アリかも!第3の選択肢・茨城空港からお得に旅立とう
コンパクトながらもギュッと茨城の魅力が詰まった「茨城空港」。
実際に行ってみると東京からのアクセスも悪くなく、バスの料金・空港使用料・会員特典などメリットが数多くありました。
茨城空港発着の航空券はお得に買えることが多いので、これからの旅の新たな選択肢にさっそく加えたいと思います!
みなさんもこの夏の旅行で茨城空港を「第3の選択肢」としてぜひ使ってみてくださいね!
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。