人気の観光地「長崎」。夏休みの航空券は高額ですが、実はお隣の佐賀空港に就航するLCC「春秋航空日本」の航空券は大手の半額以下!レンタカーや電車と組み合わせるとお得に長崎に行けるんです。今週末に行った長崎コスパ旅の旅行記を連載で紹介します!
夏休みはどこに旅行へ行く?「長崎県」が人気
8月の夏休みシーズンの航空券の販売が始まりました。国内旅行の旅先で人気なのが九州の「長崎県」です。
観光施設の「ハウステンボス」や坂本龍馬ゆかりの地めぐりなど見どころも沢山。佐世保バーガーなどのご当地グルメも楽しめて、既に長崎旅行のリピーターになっている人も多いのではないでしょうか?
夏休みの長崎行き直行便の航空券は高い!
長崎へは羽田空港からの直行便がありますが、夏休み期間ともなると大手航空会社のチケットは割引運賃を使っても片道18000円以上とかなり高くなっています。
往復で約4万円もするとなると、近場の海外旅行とあまり差が無くなってしまうのでちょっと考えてしまいますよね。
佐賀空港が長崎に近い事を知っていますか?
そこで、ぜひ皆さんに知ってもらいたいのが、お隣の佐賀県にある「佐賀空港」(正式名称:九州佐賀国際空港)の存在です。
佐賀県は福岡・熊本・長崎県に接していて、この3県へのアクセスが比較的便利なんです。
佐賀空港から長崎県佐世保市にある「ハウステンボス」へは車で約1時間半~2時間。長崎空港から行く場合も約1時間かかるので、意外と距離は大きくは変わらないんです。
8月でも成田~佐賀が6760円!大手航空会社の半額以下!
その佐賀空港に成田からの直行便を運航しているLCCがあります。「春秋航空日本」(スプリングジャパン)です。
先ほどと同じ8月1日の料金を検索してみると、最大15キロまでの荷物を無料で預けられる「スプリング」クラスのチケットを片道6760円で販売していました。
支払い手数料430円と成田の空港利用料が380円かかりますが、これらを合算しても次のように料金の差があるんです。
2016年8月1日の片道運賃 (6月12日現在) |
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日本航空 (羽田~長崎) |
18290円 |
春秋航空日本 (成田~佐賀) |
7570円 |
その差はなんと10720円。往復にすると21440円も差があります。成田までの移動費も今は900円~1000円の高速バスがあるので、大きくは変わりません。
このように長崎の「代替空港」である佐賀空港のLCCを賢く使うと、夏休みでもお得な価格でコスパ旅行ができるんです。
実際に春秋航空日本の佐賀便を使って長崎へ行ってみた
6月10日、いがモバと友人のひいらぎ氏の2人は成田空港の第3ターミナルにやってきました。
この週末、長崎のハウステンボスで音楽フェスがあったので、実際に春秋航空日本の佐賀便を利用して長崎へ遊びに行ってみる事に。
きょうから連載で、この長崎コスパ旅の旅行記を紹介していきます。
最大15キロまでの荷物が無料!「スプリング」クラスがお得
737円セールが話題の春秋航空日本ですが、そのセールのチケットは「ラッキースプリング」のクラスのチケットで、預け荷物は有料です。
今回は通常の「スプリング」クラスのチケットを購入したので、機内持ち込みの手荷物を含めて最大15キロまで無料で預けることができます。
LCCは「荷物が有料」のイメージが強いと思いますが、春秋航空日本の「スプリング」クラスの航空券は荷物の料金込みで片道5000~6000円台で購入できるので、かなりお得だと思います。
この日の機材は春秋航空日本の初号機だった
春秋航空日本は使用機材をすべてボーイング社の737-800型機で統一しています。
いがモバ達が利用したこの日の佐賀行きIJ601便は春秋航空日本の初号機(JA01GR)でした。
午前11時半 佐賀行きのIJ601便の搭乗開始
午前11時半、IJ601便成田発佐賀行きの機内への搭乗が始まりました。
タラップをのぼる瞬間はいつもワクワクします。
宇宙船のような春秋航空日本の機内
こちらが春秋航空日本の機内です。天井に色が変わるLED照明を備えた「ボーイング・スカイ・インテリア」仕様になっています。
ちょっとSFっぽいというか、宇宙船のような未来感があっていがモバお気に入りの機内です。
LCCとレガシーの良い所どり!「レッグシート」がおすすめ
いがモバ達は今回も足元が広い「レッグシート」を事前指定しました。
指定料金が片道800円かかりますが、このシートだと旅がぐっと快適になるんです。
春秋航空日本の「レッグシート」の実際の足元の写真はこちら。身長175センチのいがモバが足をピンと伸ばしてもまだ余裕があります。
この座席間隔は大手航空会社(レガシー)の普通席以上に広くて快適で、片道800円足したとしてもまだ安いので、LCCの価格とレガシーの座席の広さの良い所どりできる「レッグシート」はおススメです。
スタンダードシートは右側がおススメ
春秋航空日本の通常の「スタンダードシート」は5列目以降に用意されていますが、入口の通路の関係で5~15列目までは右側の方のスタンダードシートの方がわずかに広くなっています。
5~15列目のスタンダードシートを事前指定する際は、右側の座席(D・E・F)を指定する事をお勧めします。
「日本の美」がある春秋航空日本のCA
離陸前には春秋航空日本の客室乗務員が非常用の設備の案内を行います。
いつも感心するのがその丁寧さで、指先にも気を配ったデモンストレーションは他のLCCにはない「日本的な美」を感じます。
梅雨とは思えない青空の下 佐賀へ出発!
この日は滑走路の定期点検と重なったため、IJ601便は定刻より遅れての出発となりました。
6月5日に梅雨入りが発表された関東地方ですが、6月10日は梅雨とは思えない真夏のような青空。
春秋日本の緑の翼が気持ちよさそうに飛んでいきます。
離陸から約15分後、安定飛行となりシートベルトサインが消灯します。
ここからお待ちかねの機内販売が始まります。
午後0時半すぎ 機内販売開始
午後0時半すぎ、春秋航空日本の客室乗務員がカートを出して機内販売が始まりました。
ここでも常に「笑顔」を忘れないのが春秋航空日本のサービスマインドの高さを感じさせます。
6月1日から機内販売のメニューが新しくなった!
春秋航空日本のCAさんが手に持っているのが6月1日から新しくなった機内販売のメニューです。
主に大きく変わったのは国際線の機内食のメニューですが、春秋航空日本の国内線のメニューも一部新しく変わっています。
嬉野茶に合う!新メニュー「リッチ抹茶ビスケット」が美味い
いがモバは6月1日からの新メニュー・明治の「リッチ抹茶ビスケット」(300円)を購入。
袋が3つ、それぞれの袋に2枚の抹茶ビスケットが入っていて、ココアのビスケットと濃い抹茶のチョコが上手くマッチした食べごたえがある美味しいお菓子です。
春秋航空日本の名物メニュー・中島美香園の嬉野茶(200円)の国内線のお代わり自由は継続しているので、抹茶ビスケットとの相性抜群でおすすめです。
午後1時50分すぎ 気が付くと佐賀上空
機内でお代わり自由のお茶を楽しんでいると、春秋航空日本IJ601便の飛行機はあっと言う間に佐賀県の上空へ。
機内が快適なので、約2時間のフライトがとても短く感じます。
午後2時すぎ 快晴の佐賀空港に到着!
午後2時すぎ、春秋航空日本・IJ601便は無事に九州佐賀国際空港に到着。この日の佐賀も快晴で、梅雨とは思えない気持ちの良い青空でした。
LCCとは思えない快適な空の旅を提供してくれる春秋航空日本。この日のフライトもとても素敵でした。IJ601便のクルーの皆様ありがとうございました!
佐賀空港についたらレンタカーのカウンターへ
佐賀空港で荷物を受け取ったあとは出口の目の前にあるレンタカーの窓口へ向かいます。
[aside type=”normal”]電車で長崎へ向かう方は佐賀駅行きのリムジンバスが春秋航空日本の到着時間にあわせて運行しているので、そちらを利用して下さいね。(片道600円・2枚切符1000円)[/aside]
今回は残念ながら24時間1000円のレンタカーはいっぱいだったので、楽天トラベルのレンタカー比較で一番安かったオリックスレンタカーを利用しました。(2日間免責込みで約9000円)
1000円レンタカーは事前予約ができるので、便が決まっていれば早めに問い合わせる事をお勧めします。
長崎に向けて出発!長崎コスパ旅は続く
こうしていがモバ一行はレンタカーで佐賀空港から長崎に向けて出発しました。快晴で良い旅になりそうな予感。
この後も長崎コスパ旅はまだまだ続きます。この続きは明日以降連載でお伝えしていきます。お楽しみに!
春秋航空日本を利用した長崎コスパ旅の記事一覧
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。