LCCジェットスター・パシフィック航空がLCC初の日本~ベトナム直行便に新規就航。就航初日の2017年9月1日、両国を結ぶ「日本橋」をスタートに大阪市内で様々なイベントが開かれ、嬉しいサプライズに。関西~ハノイ線の初便就航レポートをお届けします!
ジェッ太が大阪・道頓堀の日本橋にやって来た!
2017年9月1日(金)、ジェットスターの公式キャラクター「ジェッ太」が大阪・道頓堀に架かる日本橋(にっぽんばし)にやってきました。
いつもとは着ている服も違うジェッ太。なぜ大阪にやって来たのかというと・・・?
ジェッ太は日本橋で待ち合わせをしていました。待ち合わせ場所にやって来るなり、ジェッ太と熱い握手を交わしたこちらの男性。
ベトナムを拠点に運航するLCC「ジェットスター・パシフィック航空」のCCO(商務部長)、グエン・トゥアン・アインさんです。
この日、ジェットスター・パシフィック航空は記念すべき大切な日を迎えていました。
LCC初の日本~ベトナム直行便が誕生!
ジェッ太とグエンCCOが大阪で合流した2017年9月1日(金)、ジェットスター・パシフィック航空がLCC初の日本~ベトナムの直行便の運航を開始しました。
開設したのは関西空港とベトナムの首都ハノイと、リゾート地ダナンを結ぶ2路線です。詳しい運航スケジュールは以下の通りです。
ジェットスター・パシフィック航空 関西~ハノイ線 運航スケジュール
BL621便 関西22:15発 ハノイ翌00:40着
(運航:月・水・金・日)
BL620便 ハノイ 01:45発 関西08:15着
(運航:月・火・木・土)
ジェットスター・パシフィック航空 関西~ダナン線 運航スケジュール
BL165便 関西09:15発 ダナン12:00着
(運航:月・火・木・土)
BL164便 ダナン14:30発 関西21:15着
(運航:月・水・金・日)
今回、ジェッ太とグエンCCOが大阪の「日本橋(にっぽんばし)」で待ち合わせをしたのは、日本とベトナムの深い関係がありました。
古くは18世紀から長い交流の歴史がある日本とベトナム。その象徴のひとつとして、就航地ダナン郊外にある世界遺産の街ホイアンには、日本人によって架けられたといわれる「日本橋(来遠橋)」があります。
ジェットスター・パシフィック航空の新規路線が、日本とベトナムを結ぶ「日本橋」のような”懸け橋”になればという思いが込められ、今回のイベント場所に選ばれたという訳なんです。良い話ですよね。
ジェッ太が着ているのは男性用のアオザイ。ベトナム繋がりだったんですね!
商店街でベトナム直行便をPR
続いてグエンCCOら一行は、大阪市内の千日前商店街のアーケードへ。
商店街を行き交う方々に、新規就航するジェットスター・パシフィック航空のベトナム路線を直接PRしました。
満面の笑みで写真に応じてくれた大阪のマダム。その手に持っているのは、就航地のベトナムにちなんで無料配布された「ベトナムコーヒー」です。
サプライズの無料プレゼントにマダムも大満足の様子でした。
「ベトナムまで片道8800円~?ほんまに?」
多くの人が驚いていたのが、うちわに書かれた運賃。(※表記の運賃は諸税別途)
新幹線で東京に行くよりも安く購入できる場合もあるジェットスター・パシフィック航空のベトナム路線。価格に敏感な方が多い大阪だからこそ、LCC初のベトナム直行便は人気となりそうですね。
関西空港にジェットスター・パシフィック航空のカウンターが登場
そして同じ日の夜、関西空港第1ターミナルの国際線出発フロアにはジェットスター・パシフィック航空のチェックインカウンターが開設されました。
ハノイ行きの初便に並ぶ搭乗客の多くが日本人で、若い人が比較的多くみられました。
チェックインカウンターには先ほどまで大阪市内にいたジェッ太とグエンCCOらも駆けつけました。
ハノイ行きの初便の乗客に初便の搭乗記念品を進呈しました。
初便マニアであれば気になるのが記念品の中身ですよね。
ハノイ行きの初便の乗客には・搭乗証明書・オリジナルノート・オリジナルサングラス・スマホレンズセットがプレゼントされました。
記念品はグエンCCOやジェッ太みずからが手渡し。
記念品を受け取った後は一緒に記念撮影のサービスも。みなさん素敵な笑顔ですね!
普段中々遭遇できないジェッ太ですが、男性用アオザイを着ているジェッ太との記念撮影はさらにレア。旅の良い記念になりますね。
グエンCCO「関西を日本市場のゲートウェイに・名古屋 福岡にも就航検討」
ハノイ行きの初便のチェックイン・記念品を手渡ししたあと、ジェットスター・パシフィック航空のグエンCCOが報道陣の取材に応じました。日本~ベトナム線へ込めた期待を次のように述べています。
グエンCCO:関西とベトナムの都市が(LCCで)直接結ばれるということは非常に大きな意味を持っていると思います。日本とベトナムを直行便で結ぶ初のLCCとして低運賃を提供し、2国間の人の往来がもっと盛んになるのを期待しています。
グエンCCO:国際的なネットワークを作っていくという意味において、日本は戦略的に非常に重要な市場であると考えています。関西は日本市場に販路を増やしていくためのゲートウェイ・玄関口だと考えていて、名古屋(中部国際空港)、福岡など(への就航)も視野に入っています。
今後の就航地について「名古屋・福岡」というキーワードにも言及したグエンCCO。今後の路線展開に期待が持てそうですね。
日本とベトナムの懸け橋に!ハノイ行きの初便が出発
ジェットスター・パシフィック航空のハノイ行きの初便・BL621便は午後10時22分にプッシュバック。関係者に見送られながら午後10時37分に関西空港を離陸しました。
関西空港発・ハノイ行きのBL621便の初便の搭乗者数は176人。搭乗率は97.7%とほぼ満席に近く、ベトナムを結ぶLCC直行便に非常に高い関心が寄せられていることが分かりました。
日本とベトナムを結ぶLCC直行便の就航が実現した記念すべき日となった9月1日。今後、ジェットスター・パシフィック航空の飛行機が両国を結ぶ「日本橋」のような”懸け橋”になることを期待したいですね!
取材執筆:五十嵐 貴文
関連URL:ジェットスターグループ公式HP