• LCC基本ガイド

LCCって何?5分でわかるLCCの基本

LCCって何?5分でわかるLCCの基本

LCCってそもそも何のこと?

LCCは「Low Cost Carrier(ローコストキャリア)」の略。日本ではLCCを「格安航空会社」と呼ぶのが一般的です。LCCの最大の特徴はその名のとおり、航空券の安さ! JALやANAなどの既存のフルサービスキャリア(FSC=Full Service Carrier)より割安な航空運賃を提供しています。旅行や出張で飛行機を利用する人たちの強い味方です。

LCCは他の航空会社と何が違うの?

航空会社を大きく分類すると、「LCC」・「第3の航空会社」(地方を本拠地にするLCCにもレガシーにも属さない航空会社)・「FSC」の3つに分けられます。以下、特徴を表にまとめてみました。

航空会社 LCC 第3の航空会社 FSC

ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラエア春秋航空日本 など

スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア など

ANA、JALなど

価格 空席に連動 早期予約で安く 早期予約で安く
預け荷物 有料 無料 無料
機内サービス 有料 一部有料 無料
予約変更料 高い 可能 可能
セール 頻繁 あり あり
マイル制度 なし(一部有料) 一部あり 上級会員制度も
航空会社
LCC 第3の
航空会社
FSC

ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパン、バニラエア春秋航空日本 など

スカイマーク、スターフライヤー、ソラシドエア など

ANA、JALなど

価格
空席に連動 早期予約で安く 早期予約で安く
預け荷物
有料 無料 無料
機内サービス
有料 一部有料 無料
予約変更料
高い 可能 可能
セール
頻繁 あり あり
マイル制度
なし(一部有料) 一部あり 上級会員制度も

近年、LCCは国内線だけでなく国際線も充実。長距離の路線も増えていて、2017年にはLCCでバリ島やハワイにも行けるようになります。憧れのあの場所にも気軽に行けるように!

LCCの安さのヒミツ

  • 1サービスの簡略化

    LCCは機内食やドリンクなどが基本的に有料です。これらのサービスが不要な人はその分航空券を安く購入できます。自分が必要な機内サービスを選べるのがLCCのメリットです。
  • 2深夜便などの活用

    深夜・早朝にフライトが多いのもLCCの特徴の一つ。夜間、空港に駐機する時間を活用し、多くのフライトを提供しています。深夜早朝便は価格も比較的安いので、安く移動したい人にはピッタリです!
  • 3予約は基本的にインターネットで

    LCCの航空券はインターネットでの購入が基本です。IT技術をフル活用することで人件費を削減。これも運賃を抑えるのに一役買っています。予約は24時間インターネットでできるので、忙しいビジネスマンにとってもこのシステムは大きなメリットがあります。
  • 4使用機材を統一

    大小さまざまな航空機を有しているFSCとは違い、ほとんどのLCCは使用する飛行機の機材を統一しています。同じ型の飛行機にすることで乗務員の訓練や整備もしやすく、無駄なコストをカットできるのです。

LCCも安心!欠航・遅延は大差なし

LCCは他の航空会社と比べて欠航や遅延が多いイメージを持っていませんか?LCCもほかの航空会社と同様に、国の法律に基づいた厳しい安全基準・審査をクリアしたうえで運航しています。国土交通省がまとめた欠航率などのデータも大きな差はありません。それでも不安という方は欠航や遅延を保証した保険のオプションも販売しているので活用してみましょう。

航空会社名 定期運行率 欠航率
バニラエア 85.12% 0.99%
ピーチ・
アビエーション
85.12% 0.79%
春秋航空日本 91.75% 1.86%
スターフライヤー 93.5% 1.6%
JAL 93.48% 1.17%
  • 国土交通省 「航空輸送サービスに係る情報公開」(平成27年度第4回)より一部引用
  • 定期運行率=出発予定時刻以降15分以内に出発した便数の割合
  • 欠航率=運航予定便数に対する欠航便の割合

LCCの特徴が分かりましたか?付帯サービスが有料な事など、これまでの航空会社とは違う部分も多いですが、LCCを賢く使うとこれまでとは全く違う旅の楽しみ方ができるようになります。あなたもLCCで出かけてみませんか?

(文:半澤則吉・LCC STYLE編集部)

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