LCCで益々身近になった台湾。現地の通信手段を簡単に安くできるのが「WiFiルーターのレンタル」です。いがモバがお勧めしているのが、LTE通信が使い放題で1日690円と激安の「台湾DATA」。実際の台北旅行での使用レポートを紹介します!
台湾でのパケット料金が約4分の1に!「台湾DATA」のレンタルルーターがお得
LCCが数多く就航し、益々身近になってきている台湾。旅行中の調べものにスマホは便利ですが、携帯会社のローミングをONにして使っていると、後で高額な請求が来てビックリした事がある人も多いと思います。
海外旅行中に通信費を節約したい人にお勧めなのが、海外用のレンタルルーターを借りて、そのWiFi通信でスマホやPCを利用する事です。
日本の携帯会社のローミングでデータ通信を利用した場合と、台湾用のルーターをレンタルした場合は、以下のように通信費に大きな差が生まれます。
台湾 通信料金比較 (3日間・補償OP無し・ 事前宅配受け取り) |
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携帯会社のローミング | 8940円 |
イモトのWiFi | 4380円 |
グローバルWiFi | 3990円 |
台湾DATA | 2070円 |
日本で使っている携帯電話会社のローミングを利用した場合、1日最大2980円の料金がかかるので、3日間で合計8940円のデータ通信料がかかります。
一方、レンタルルーターの大手2社のルーターを借りた場合、「イモトのWiFi」が合計4390円、「グローバルWiFi」が合計3990円と、携帯キャリアの約半分の金額で済みます。
実は、この2社よりさらに安いルーターレンタルの会社があります。名前はグローバルモバイル社の「台湾DATA」です。
あまり大きく宣伝活動をしていないので、知らないという方もいるかもしれませんが、「台湾DATA」はとてもお得な台湾用のレンタルルーターなんです。
「台湾DATA」の料金は1日690円。宅配の手数料が無料で、LTE通信の容量制限もありません。3日間の合計金額は2070円と大手2社のルーターの約半額で、携帯会社のローミングで利用するより約4分の1の金額でデータ通信をすることができるんです。
料金が安いのは嬉しいのですが、台湾でちゃんと快適に使えるかどうかちょっと不安ですよね。そこで、「台湾DATA」の激安ルーターを実際に借りて台北旅行で試してみる事にしました。
激安ルーター「台湾DATA」を実際に借りてみた
5月14日、いがモバは「台湾DATA」のルーターの受け取りで成田空港の第2ターミナル3階にある「QLライナー」のカウンターにやってきました。
「台湾DATA」は宅配受け取りの手数料が無料ですが、出発日が近く郵送が間に合わない場合などは空港での受け取りも可能です。
「台湾DATA」を受け取れる空港は?窓口の場所は?
「台湾DATA」のルーターを受け取れる空港は成田空港、中部空港、関西空港の3つです。カウンターの無いそのほかの空港は宅配受け取りの対応となります。(中部空港は平日のみ空港受け取りが可能)
「台湾DATA」の受け取りカウンターは以下の場所にあります。
・成田国際空港内第1ターミナル
QLライナーカウンター(4F 南ウイング)
営業時間 7:00~21:00
・ 成田国際空港内第2ターミナル
QLライナーカウンター(3F)
営業時間 7:00~21:00
・ 中部国際空港
セントレア分室郵便局(1F)
営業時間 9:00~17:00(平日のみ)
・ 関西国際空港
ターミナルビル内郵便局(2F南)
営業時間 9:00~17:00
[aside type=”normal”]成田空港の第3ターミナルを利用する人は第2ターミナルのQLライナー窓口が最寄りになります。ターミナル間の移動時間が約20分はかかるので出発の時間に注意して下さいね。[/aside]
空港受け取りにした場合の申し込み期限は以下の通りです。
・ 成田空港 前日14:00まで
・ 関西空港 前日14:00まで
(受取は翌日正午以降)
・ 中部空港 前日14:00まで
(受取は翌日正午以降)
「台湾DATA」は「グローバルモバイル」社が提供
QLライナーの窓口では各社のレンタル品の受け取り業務を行っていました。
「台湾DATA」のサービスを行っているのは「グローバルモバイル」という会社です。似たような名前が多いので紛らわしいですが、正式な空港受け取りの窓口になっています。
本人確認後「台湾DATA」のルーターを受け取る
「台湾DATA」のルーターを受け取る際は、予約した時の名前と、本人確認のためのパスポートを提示します。
受け取りのサインをすると「台湾DATA」のルーターが入った封筒が渡されます。
手続きはあっけなく終了。空港受取はとても簡単でした。
ルーターの説明書・充電器・返送用の封筒がセットに
「台湾DATA」の袋の中にはルーター本体・充電器・USBケーブル・説明書・返送用の封筒などが入っています。
同梱されている充電器のプラグは日本と同じ形状ですが、台湾ではホテルに日本と同じ形のコンセントが多いので、多くの場所でそのまま使えます。
付属のマイクロUSBケーブルはandroidスマホなどの充電にも使えるので、台湾の旅行中に大活躍します。
返送用の封筒の内側にはプチプチが付いているので、ポストに入れる際も安心です。
「台湾DATA」のルーターと一緒に台北へ出発!
こうして手に入った「台湾DATA」のルーターと一緒にいざ台北へ出発です!
今回台北へ行くのに使ったLCCはシンガポールが拠点の「スクート」(Scoot)。
スクートはシンガポール~台北~成田便を運航していて、いがモバはそのうちの成田~台北の区間に搭乗。
最新のボーイング787型機を利用した機内は他のLCCを上回る快適な空間で、運航ダイヤが合えば台北へ行くのに有力な選択肢の一つになります。
台北到着後すぐに「台湾DATA」を使える!
台湾の桃園空港に到着後、電子機器の利用許可が下りればすぐに「台湾DATA」を使い始めることができます。
真ん中のファーウェイのロゴが描かれた電源ボタンを長押しすると、LEDのランプが付きます。
左側のLEDが電波の強さを表していて、右側のLEDは電池の残量を表しています。
「台湾DATA」のルーターとスマホを接続する方法
「台湾DATA」のルーターをONにすると、スマホからルーターが見えるようになります。
「台湾DATA」のルーターに接続するには本体の裏面に書かれたパスワードを入力する必要があります。
「KEY:」の後ろの8ケタの数字がパスワードです。
スマホのWiFiの画面で「台湾DATA」のルーターの名前を選択すると、パスワードの入力画面になります。
そこで先ほどの8桁の数字を入力し、「接続」ボタンを押します。
パスワードが正しく入力されていればWiFiのマークが表示され、インターネットに接続できるようになります。
台湾にいながら日本のサイトもばっちり見ることができます。
「台湾DATA」のWiFiでグーグルマップが大活躍!
「台湾DATA」のWiFiでインターネットに接続できるようになると、旅行が断然快適になります。
特に大活躍するのが「グーグルマップ」。行きたい場所の名前を入力すると地図を表示するだけでなく、ナビで電車の乗り継ぎも表示する事ができます。海外で電車を乗り継ぐのは慣れない場所だと大変なので、心強い機能です。
いがモバは6月4日に台北で開催されるブロガーオフ会の打ち合わせで、会場となる「武藤拉麺」へ行く用事があったのですが、グーグルマップでパッと表示できるのでとても便利でした。
台北の「武藤拉麺」は本格的な日式ラーメンが食べられると地元の台湾人や日本人の駐在員に大人気のラーメン屋さんです。台北へ旅行される際はぜひ一度食べに行ってみて下さいね。
「台湾DATA」は現地プリペイドSIMより速かった!
「台湾DATA」のWiFiでインターネットがサクサク見られるのですが、実際の通信速度がどれくらい出ているのかスピードテストで調べてみる事にしました。
すると「台湾DATA」は下り約28Mbps、上りが約10Mbpsとかなり速い通信速度となりました。
「台湾DATA」の通信回線は台湾の大手通信会社「中華電信」を使用しています。日本でいうとNTTドコモのような会社で、実際の速度もかなり快適でした。
比較の対象として、桃園空港で購入できる現地の通信会社「亞太電信」(Asia Pacific Telecom)のプリペイドSIMの通信回線の速度を図ったてみると、下りは約21Mbps、上りは約13Mbpsとインターネットで多く使う下りの速度に関しては「台湾DATA」の方が上回りました。
プリペイドSIMとルーターレンタルどちらが良い?
さきほど紹介した「亞太電信」など、台湾の空港で購入できるプリペイドSIMは通信料金が安い事がメリットです。
「亞太電信」のプリペイドSIMカードの場合、データ通信のみのプランであれば、4日間LTE通信が使い放題で230台湾ドル(約770円)と激安です。
一方で、プリペイドSIMカードを利用するにはSIMフリーの機械が必要で、携帯キャリアのSIMロックがかかったスマホを使っている方は利用する事ができません。
さらにLTEの周波数も台湾と日本は違うので、台湾のLTEの周波数に対応した通信機器を持っている必要があります。(「亞太電信」の場合はLTEのband3/28に対応したものが必要)
このように台湾の通信に対応した通信機器を持っている必要があるのがプリペイドSIMのデメリットです。
「台湾DATA」のルーターは現地プリペイドSIMより少し割高な料金なのがデメリットですが、日本で事前に借りられるので言葉の心配がない事、SIMフリーのスマホなどを持っていなくてもOKな事、空港に到着後すぐに通信を使えるのがメリットです。
どちらを選んでも携帯会社のローミングの料金より遥かにお得なので、自分に合わせて賢く選択したいですね。
「台湾DATA」は地下鉄でもバリバリ繋がる!LTE使い放題でモバイル三昧
台北市内を走るMRTは多くを地下区間を走行します。
MRTに乗っている間も通信ができるか「台湾DATA」の回線をテストしてみたところ、地下区間でも常にLTEに繋がり、通信速度も下りが約39Mbps、上りが約26Mbpsと爆速でした。
多くのレンタル会社が1日の通信量の制限を設けている中で、「台湾DATA」は無制限に高速LTE通信を利用できるので、日本以上に快適な通信環境でインターネットを満喫する事ができます。
これ1台でスマホ・PC・同行の友達とネット共有OK!「台湾DATA」で快適モバイル旅
「台湾DATA」のルーターでは同時に10台までインターネット接続を共有する事ができます。
いがモバも旅行中、スマホだけでなくノートパソコンでも「台湾DATA」のWiFiを使ってブログの更新を行いました。
友人と複数人で台湾に旅行される場合は、行動を一緒にするのであればルーター1台でネット接続を共有できるので、通信料金を大幅に節約する事ができます。浮いたお金で美味しい小籠包なんかも食べられますね。
「台湾DATA」は一度使うと快適さが分かるためか、口コミで人気が広まっていて、GWや連休中などは予約でいっぱいになる場合があります。
一か月以上前に予約すると、お得な料金がさらに10%割引になる「早割」があるのでとてもお得です。台湾旅行の日程が決まっている方はぜひ早めに「台湾DATA」のルーターを予約しておいてくださいね。
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。