中国最大のLCC「春秋航空」。いがモバは上海本社で各部門の責任者の方々の独占インタビューに成功!LCCへの素朴な疑問から今後の会社の展望まで深く聞いてきました。春秋航空にまだ乗った事のない人やビジネスマンも必見の超貴重なインタビューです!
ブログメディア初!春秋航空の上海本社を独占取材
上海の春秋航空の本社を訪れた、いがモバ。春秋航空の皆さんのご厚意で本社の内部をブログメディアとして初めて取材させていただきました。
本社で働くスタッフの方たちは、みんな前向きな笑顔を浮かべていたのが印象的でした。
あなたの疑問に答えます!春秋航空 独占インタビュー
いがモバの春秋航空本社訪問に合わせて、春秋航空のご厚意でインタビューをする機会を設けていただく事ができました。
インタビューをさせていただいたのは、春秋航空の宣伝部(日本でいう広報課)から客室部門まで、各分野の責任者の方々です。お名前は以下の通りです。
・春秋航空 宣伝部部長 マオ・イーさん
・春秋航空 客室サービス部部長 ハン・ヨンチュンさん
・春秋航空 地上サービス部副部長 ヤン・シーさん
・春秋航空 社長補佐兼サービスディレクター ジャオ・ルイジュアンさん
(※肩書についてはわかりやすい日本語に訳させていただきました。)
春秋航空はどんな航空会社?
いがモバ:今日はインタビューの機会を設けていただき、誠にありがとうございます。
マオさん:いがモバさんのブログの春秋航空日本(IJ)の武漢行きの初便の記事を見ました。とても参考になりました。
マオさん:きょうは春秋航空(9C)の事をまだ知らないという人に、春秋航空の事を知っていただける機会になればと思っています。どうぞよろしくお願い致します。
いがモバ:こちらこそ、どうぞよろしくお願い致します。本社の方にもこのブログを見ていただいて、大変嬉しいです。早速ですが、春秋航空がどういった航空会社なのか簡単に教えていただけますか?
マオさん:はい、春秋航空は春秋旅行社が2004年に設立した中国の民間航空会社の第一陣の一つです。お求めやすい航空券を提供するLCCとして好評を頂き、おかげさまで2016年現在、国内外約150の路線に就航する中国最大のLCCとなっています。
いがモバ:日本の路線は現在何路線あるのですか?
マオさん:現在、日本には新千歳・旭川・茨城・羽田・名古屋・関西・高松・佐賀の8つの空港に就航し、27の路線を展開しています。
なぜ春秋航空のチケットは安いの?
いがモバ:春秋航空はLCCとして、いつもお求めやすい航空券を販売していますが、なぜこの価格で販売できるのでしょうか?
マオさん:春秋航空のチケットは座席以外のすべての付加サービスを有料としています。私達が航空券の基本料金で提供するのは【安全と目的地までの快適な機内】です。それ以外の荷物や機内食といったサービスは、お客様に必要なものを選んでいただくシステムにすることで、航空券の基本料金を抑えているんです。
いがモバ:なるほど、荷物が少ない人や機内食はいらないという人が、その分安く飛べるというのは合理的ですよね。
マオさん:はい。春秋航空が航空券を安く提供できるもう一つの理由は、IT技術を活用して運航コストを削減しているからです。
マオさん:私たちは中国民航局の予約システムGDS(Global Distribution System)に登録していない唯一の航空会社です。独自に開発した運航管理と予約システムによって、運航コストを削減し、お客様にお求めやすい航空券という形で還元することができるという訳なんです。
いがモバ:なるほど、ITの技術を活用しているんですね。本社を見学した際に、運航管理にもITが駆使されていたのがとても印象的でした。
マオさん:春秋グループは1月にIT専門の会社を中国の重慶に設立しました。春秋航空においても運航管理システムの改善を進め、コスト削減と運賃への還元をさらに進めていく計画です。
安全面は大丈夫?
いがモバ: 航空会社を選ぶ際に、日本人としては安全面が非常に気になります。安全面のコストは削減してないでしょうか?
マオさん:安全は航空会社として一番大事な事です。春秋航空の設立以来ずっと、安全を最重要課題としています。
マオさん:私たち春秋航空のロゴマークは3つの「S」から成り立っています。1つ目が「Safety」(安全)、2つめが「Sincerity」(誠実)、3つ目が「Smile」(笑顔)です。この「Safety」を一番に掲げているのもその為なんです。
いがモバ:なるほど、それで3つのSなんですね。
マオさん:はい、具体的にはITの技術を活用して春秋航空のすべての便の状態を管理しています。私達が開発したQAR(Quick Access Recorder)という運航管理システムでは、機体の状態、パイロットの操縦過程などすべてをデータ化して一元管理しています。
いがモバ:すべてをデータ化しているんですか?それは凄い!
マオさん:そうなんです。何か通常と違う異変があれば、直ぐに分かるようになっています。日本の皆様には、春秋航空の安全面の取り組みについて知って頂いて、春秋航空が「安全・安心」だという事を一番に伝えたいです。
いがモバ:なるほど、春秋航空が安全を非常に大事にしていることが良く分かりました。ありがとうございます。
春秋航空の機内サービスってどうなの?日本語は通じる?
いがモバ:次は機内のサービスについて客室サービス部の部長であるハンさんにお伺いしたいと思います。春秋航空は日本の路線を拡大中ですが、機内サービスで力を入れていることはありますか?
ハンさん:はい、春秋航空では乗務員の日本語教育に力をいれています。日本路線に乗務する客室乗務員は、基本的な日本語のフレーズを200個話せるように教育しています。
いがモバ:200個も!凄いですね!確かに思い返すと、春秋航空に以前乗った時に機内アナウンスもすべて日本語でも行っていたのが好印象でした。
ハンさん:ありがとうございます。春秋航空の日本路線は、機内アナウンスは中国語と英語に加えて日本語でも行っておりますので、言葉の心配なく機内で過ごしていただけると思います。
いがモバ:日本人としては少しでも日本語を話してくれると、それだけでホッとしますよね。中国語と英語のみでサービスを行う航空会社も多いので、嬉しいポイントですね。
春秋航空の路線網は今後どうなる?
いがモバ:次は再び宣伝部部長のマオさんにお伺いしたいと思います。春秋航空は今後路線をさらに増やす予定はありますか?
マオさん:はい、間もなく茨城空港と中国の揚州・成都を結ぶ便が就航します。就航日が決まり次第、WEBサイト等にアップしますので、楽しみにしていてくださいね。
いがモバ:成都といえばあのパンダ繁殖センターがあるところですね!ぜひ行ってみたいです!
マオさん:さらに、3月28日には中国の福州と関西を結ぶ便を月・水・土の週3便新たに就航させます。また、鄭州―揚州―大阪航路も間もなくです。
いがモバ:どんどん路線網が広がっていますね。
マオさん:はい、春秋航空としては今後、東南アジア・日本・韓国の路線に力を入れる計画で、今後も就航地を増やして行く計画です。
いがモバ:春秋航空でアジアを周遊するのも楽しそうですね。いまから楽しみです!
春秋航空のチケットをお得に買う方法は?
いがモバ:宣伝部部長のマオさんにさらにお伺いします。春秋航空のチケットをさらにお得に買う方法はありますか?
マオさん:はい、春秋航空では毎月9日〜15日にセールを行っています。今月も片道999円になる春のセールを行っているので、ぜひHPを見ていただきたいと思います。
いがモバ:999円は安いですね!今後のセール情報を簡単に手に入れる方法はありますか?
マオさん:セールの情報については春秋航空の公式Twitterやフェイスブックなどで発信しているので、登録していただくと最新の情報を手に入れることができます。
いがモバ:いがモバもTwitterを登録していますが、フェイスブックのほうはまだだったので見てみたいと思います。ありがとうございます。
春秋航空の魅力を聞いてみた
いがモバ:春秋航空は約10年前に設立した新しい会社ですが、
地上サービス部副部長 ヤンさん:私は小さい頃から飛行機が好きで、航空専門学校で学び空港で勤務してきました。春秋航空は新規LCCの立ち上げということに興味を持って転職したのですが、この8年間、春秋航空で働くみんなの熱意に触れて、今では離れられないくらい魅力を感じています。
いがモバ:「離れられない」、一番の愛のある言葉ですよね。それだけ春秋航空に魅力を感じたのですね。
ヤンさん:はい。私だけでなく周りの同僚もやる気に満ち溢れています。日本の皆さんには春秋航空で働く人の「情熱」を伝えたいです。
社長補佐兼サービスディレクター ジャオさん:私は、春秋航空の皆が真面目に一生懸命仕事をしている所に魅力を感じました。みんなで努力し、目標を達成していく事はとても素敵な事です。
いがモバ:目標を達成する為には、時には大変な事もあるのではないでしょうか?
ジャオさん:「ひとりでも多くのお客様に飛行機に乗ってもらいたい」春秋航空はみんなが同じ夢を持っています。その夢の実現のためには多少の苦しさも大丈夫です。春秋航空が成長すると共に、人間的な部分も一緒に成長していると感じています。
いがモバブログの読者の方にメッセージ
いがモバ:最後にいがモバブログの読者の方にメッセージをお願いします。
ジャオさん:春秋航空には「想飛就飛 / Don’t Think,Just Fly !」というコンセプトがあります。「飛びたい時にいつでも飛べる、行きたい場所にいつでもいける」という意味です。中国には魅力的な観光地がたくさんあります。春秋航空ではお求めやすいチケットを常に用意しておりますので、安心安全の春秋航空で沢山の日本の方に中国に来ていただきたいと思います。
いがモバ:春秋航空のおかげで日本と中国がますます近くなりそうですね。きょうはお時間を頂き、誠にありがとうございました。
4人:ありがとうございました。
熱く輝く「春秋人」!こんな会社で働けるって素敵
インタビューを終えて、いがモバが一番に感じたのが春秋航空で働く方たちの情熱でした。写真を見ると一目瞭然ですが、目がキラキラと輝いていて、表情も豊かです。
ダイナミックに成長を続ける春秋航空での日々が、とてもやりがいのあることが良く分かりました。インタビューでは、今まで漠然と抱いていた春秋航空のイメージを変えるとても前向きな言葉を頂けました。
熱く輝く「春秋人」が作り出す春秋航空のフライトを、ぜひ一度体験してみて下さいね。
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。