「LCC×学生プロジェクト」の第3弾はピーチ・アビエーションとのコラボ。2017年9月25日に新規就航した仙台~台北線の初便に、仙台在住の女子大生が搭乗。LCCという“新しい翼”に搭乗し、仙台の学生は何を感じたのでしょうか。レポートをお届けします。
仙台での学生生活に「LCC」がやって来た
「杜の都」仙台。美しい街並みが続く仙台は、東北地方を中心にたくさんの学生が集まる学びの場でもあります。
宮城大学で学ぶ高橋悠記(たかはし・ゆうき)さんもその一人。普段は仙台で学び、休暇期間は新幹線やバスで東京などに遊びに行く日々を過ごしています。
そんな東北地方に住む学生の生活スタイルに大きく影響を与えるかもしれない「変化」がこの秋、仙台に起きています。それは格安航空会社・LCCピーチ・アビエーションの路線拡大です。
LCCピーチが仙台空港を拠点化 台北直行便が誕生
関西空港を拠点に日本各地・アジアを結ぶ路線を運航するLCCピーチ・アビエーション。このピーチが2017年9月24日(日)に仙台空港を拠点化し、路線網が拡大しました。
2017年9月25日(月)には仙台~台北(桃園)線を開設。日系LCCでは初の仙台から台湾への直行便が就航しました。
ピーチ 仙台~台北(桃園)線 運航スケジュール
2017年9月25日~2017年10月28日
MM775便
仙台16:55発 台北(桃園)20:00着
(運航日:月・火・木・土)
MM776便
台北(桃園)11:00発 仙台15:30着
(運航日:月・火・木・土)
仙台からLCCピーチで行く「はじめての台湾女子旅」
2017年9月25日(月)に就航したピーチの仙台~台北線。その初便に、宮城大学の高橋悠記さんが実際に搭乗していただきました。
高橋さんが台湾へ行くのは初めて。以前行った香港へは成田空港からの出発だったため、移動にかなり時間がかかったそうです。「地元の空港から搭乗できるのは身体も気持ちもとても楽」と嬉しそうでした。
チェックインはスマホ画面&パスポートでOK
仙台空港のピーチのチェックインカウンターは2階中央にあります。国内線も国際線も同じ端末でチェックイン作業を行います。
チェックインは予約時に送られてくる予約確認書とパスポートをスキャンするだけであっという間に完了。
プリンターを持っていない方も、スマホの画面に予約確認書のバーコードを表示させるだけでOKです。
預け荷物のカウンターの場所に注意
仙台空港でピーチの台北行きを利用する際に注意が必要なのが、預け荷物がある場合です。
仙台空港のピーチの国際線で預け荷物がある場合、チェックインカウンターから離れた国際線のカウンターのエリアに荷物を持っていく必要があります。以下がその流れです。
- 2階中央のピーチチェックイン機で航空券を発券
- チェックイン機の裏にあるカウンターで重量チェック、預け荷物のタグを貼り付け
- 国際線カウンターで荷物を預け入れ
台北線は国際線ですが、仙台空港では2階中央のチェックイン機から一連の流れが始まるので、時間に余裕をもって行動するようにしてくださいね。
フーシアピンクが可愛いピーチの機体
こちらが仙台空港から台北へ行く飛行機です。
ピーチはエアバスA320型機を使用していて、「フーシアピンク」というオシャレなピンク色が特徴です。
搭乗した9月25日(月)は仙台~台北線の就航初便ということもあり、搭乗ゲートでは初便の搭乗記念品が配られました。
中には初便限定のピーチオリジナルのタグなど、嬉しい品物の数々が入っていました。
可愛い内装・シートにテンションが上がる
ピーチの機内はフーシアピンクの壁に紫色のシート。ピンク色に包まれた個性的でおしゃれな機内に高橋さんもテンションが上がり「カワイイ!」を連呼します。
LCCで気になる座席ですが、高橋さんが実際に座った場合、足元には余裕があり、「これなら全く問題ありません」とのこと。
仙台~台北 MM775便 初便搭乗レポート
出発前には客室乗務員による機内の安全設備の説明が行われます。
LCCだからと言って「安全」の重要性は大手航空会社とまったく変わりません。
午後5時10分すぎ、台北行きMM775便の初便は171名の乗客(幼児3名含む)を乗せて仙台空港を離陸しました。
窓の外には美しい仙台平野が広がります。
飛行機が安定飛行になるとシートベルトサインが消灯。機内ではまずはじめに台湾に入る際の入国カードが配られます。
台湾到着後に書くと時間がもったいないので、機内で書いてしまいましょう。ホテル名を記入する欄もあるので、予約の控えをお忘れなく。
離陸から40分ほどすると、機内販売を開始。
客室乗務員が2人ずつペアになってテキパキと販売を行っていきます。常に笑顔でコミュケーションを取り合っているのが印象的です。
ピーチは機内販売の豊富さが魅力の一つですが、仙台発台北行きのMM775便では残念ながら温かい食事メニューの販売はありませんでした。
今回は2017年9月からの新メニューの「ピーチ・ジャスミンティー」(200円)を注文。ほんのりピーチの香りにジャスミン茶の爽やかさがマッチし、のどの渇きを優しく潤してくれます。
その後、機内では免税品の販売も行われました。
ピーチでは免税品販売のコスメのラインナップが充実していて、女子にも嬉しい品ぞろえです。
高橋さんらを乗せたMM775便の初便は仙台空港を離陸してから、約3時間半で桃園国際空港に着陸。台湾時間(日本との時差マイナス1時間)の午後7時36分に到着しました。
これまでは海外に行く際に成田空港にいくのに同じくらい時間がかかっていたので、かなりの時間短縮となります。
飛行機を降りる際には、ピーチのCAさんたちが笑顔で送り出してくれました。
台北行きMM775便の初便に乗務していたピーチのCAさんたちは皆笑顔で、最後には一緒にピーチマークで記念撮影にも応じてくださいました。
搭乗から降機まで、一貫して「Happy」が満開だったピーチのフライト。高橋さんも大満足だったようです。MM775便のクルーの皆さま、素敵なフライトをありがとうございました!
ピーチの拠点化で東北に住む私の「世界」が広がった
2017年9月に実現したLCCピーチの仙台空港拠点化は東北地方を訪れる観光客だけでなく、東北地方に住む学生たちにとって“自由の翼”を手に入れたことも意味しています。
仙台から台北までは片道7,580円~(シンプルピーチ)、セール時は片道5,000円以下で購入できるチャンスもあるなど、東京へ新幹線で行く際と同じくらい、またはさらに安い予算で台湾にいくことができます。
高橋さん:スマホの写真で分かっていたつもりだったけど、実際に目の前で見る台湾の光景はもっと美しくて感動しました。
高橋さん:これまでは海外旅行は心理的にも金銭的にも遠いと思っていたけれど、LCCだと海外にも気軽に行けることが分かりました。ピーチは私の『世界』を広げてくれました。
多くの人のライフスタイル大きく変える可能性を秘めた、LCCピーチの仙台~台北線。東北地方にお住まいの方、ぜひその“新しい翼”の魅力を体感してみてくださいね。
高橋さんの「はじめての台湾女子旅」の様子はこちらからどうぞ!
(五十嵐 貴文)
撮影協力:ピーチ・アビエーション公式HP / 宮城大学 事業構想学部 高橋悠記 / 学生旅行コミュニティ「Cube」