関西空港を拠点に就航する日本初のLCC「ピーチ・アビエーション」。二期連続で黒字を達成し、今一番勢いがあるLCCです。成田から福岡・札幌便も就航し、実はセールも取りやすい狙い目のLCCなんです。実際に搭乗して人気の理由を取材してきました!
ピーチはセールが取りやすい!
先日いがモバの記事で紹介したピーチの秋のセール。成田ー福岡・札幌のチケットが1,990円で販売されました。実はピーチのセールは他の会社と比べると比較的取りやすいんです。
まず、セールの開始時刻が夜中の0時からという事。多くの人が就寝している時間なので、HPも混雑せず繋がります。
また、成田空港に就航してまだ日が浅く、関東の人間にとってピーチは「関西空港発着」のイメージが強く、成田から福岡・札幌に就航している事がまだあまり浸透していません。
その為、関東地方に在住、また福岡・札幌在住の人にとってはセールが取りやすい狙い目のLCCなんです。
いがモバもサクッと取れた1990円のセールのチケットで福岡へ行ってきました。
ピーチは成田の第1ターミナル!
成田空港のピーチのチェックインカウンターは第1ターミナルの南ウイングにあります。
成田に就航する多くのLCCが今年第3ターミナルに移転したので、ピーチもそう思われがちなのですが、ピーチは筆頭株主のANAとの関係で第1ターミナルのままです。
第1ターミナルは成田空港駅から直結しているので、アクセスも良いです。その分、国内線の空港使用料が440円と第3ターミナル就航のLCCより80円高いですが、わずかな差なので、ここはピーチのメリットと言えそうです。
座席は自動的に割り当て!
ピーチは予約番号を自動チェックイン機に読ませてチェックインします。旅程票を印刷しなくてもスマホの画面上のバーコードで大丈夫なので便利です。
チェックインする際、座席指定のオプションを購入していない場合は、空いている座席が自動で割り当てされます。
座席に不満だったら有料で変更出来る!
今回、実験で敢えて座席指定をしないでチェックインしてみました。すると割り当てられた座席は「11B」。
残念なことにBは真ん中の席で窓側にも通路側にも人が来る可能性が高い席です。しかも11列目はリクライニングが出来ない席なんです。
ガーン。
でも、大丈夫です。こんな時、座席指定に空きがあれば、さらに座席を変えてもらう事が出来ます。ただし、有料です。
チェックインカウンターの方にお願いすると、快く変更の手続きをしてもらえました。
いがモバの座席は通路側の「23D」に変更。これで隣の人に気兼ねなくお手洗いなどに行けます。
このように、当日自動で割り当てられた座席を更に変更すると、通常のスタンダードシートの場合は480円かかります。支払はクレジットカードかピーチポイントのみです。
先日の記事でピーチポイントのお得さを紹介しましたが、そこで余ったポイントを支払いに充てることも出来ます。
事前にインターネットで座席を指定する場合には260円かかるので、その差は220円(国内線の場合)。
最初から運を天に任せて、当日の割り当てに期待してみるか、事前に260円払って安心を買うか、好みの分かれる所ですね(笑)。
ピーチでいざ福岡へ!
10月27日(火)午前9時すぎ。成田発福岡行きのMM523 便に乗り込みます。
この日の成田は気持ちの良い秋晴れでした。ピーチのコーポレートカラーのフーシア色(紫とピンクの中間色)が空に映えます。
これがピーチの機内
これがピーチの機内です。エアバス社のA320型機を使用しています。
この日の福岡行きの便は180席ある客席の9割が埋まっていました。
気になるピーチの座席の広さは?
これがピーチの標準の座席である「スタンダードシート」です。紫色がおしゃれです。
腰の部分まで肉厚なクッションになっています。
腰の部分まで肉厚な分、膝の部分の空きスペースは多くはありません。
いがモバは身長175センチで足は余り長くないのですが(笑)、指3本分しか空きがありませんでした。
国内線は1~2時間のフライトなので全然問題ないのですが、台北や香港などの国際便では少し窮屈に思う人もいるかもしれません。その場合は事前に非常口周辺の間隔の広い「ストレッチシート」などを指定するのがお勧めです。
ピーチの関西マインドはここにも
関西拠点のピーチらしさは機内のトイレにも。
禁煙を示す案内が「吸ったらあかん!」とありました。ちょっとした工夫が行き届いています。
ピーチの魅力はユニークな機内食!
ピーチは乗るたびに新しくなるユニークな機内食が魅力の一つです。
最近では新規就航地の宮崎のチキン南蛮(800円)や大阪・道頓堀で人気の「たこ昌」のたこ焼き(700円)なども買うことが出来ます。
話題の新メニューを注文してみた
いがモバは今回、話題の新メニュー「ジャーサラダ」(1,380円)を注文してみました。
1,380円と一見高額ですが、単品980円で機内販売しているピーチオリジナルのジャーが付いているので、実質は400円のサラダです。
ガラスの便の中にレタス、チコリ、サニーレタス、エビ、黄ピーマン、きゅうり、トマト、フリッジ(らせん状のパスタ)が入っています。そこに月替わりで3種類のドレッシングかかかります。
野菜は驚くほど新鮮で、シャキシャキでした。月替わりのドレッシングのバジルチーズは野菜とよくマッチして香ばしく、どんどん食べられちゃいます。パスタも入っているので、これ一個でかなりの食べ応えです。
今年流行したメイソンジャーをいち早く機内食に取り入れるピーチの商品開発力は素晴らしいですね。
予想外の美味しさ!ピーチデニッシュが凄い!
こちらは「特製ピーチデニッシュ」(350円)。手のひら大のかなり大きなリンゴのデニッシュです。
一口食べてみると。。。「美味しい!!」想像していた味より遥かに美味しいんです。
パン生地の部分はしっとりと食べやすく、ごろっと大きいリンゴは味がしっかりしみ込んでいます。間に挟んだカスタードクリームがその二つの味を上手くマッチングさせています。1つが大きいので食べ応えがあります。
調べてみると、このデニッシュは大阪・泉佐野でパンを製造している「オリエンタルベーカリー」が作ったものだと分かりました。
HPを見てみると、オリエンタルベーカリーはホテルなどにパンを卸している会社で、大阪の難波にも直売店があるそうです。
良くある菓子パンとは一線を画した本格的な「パン屋の味」がピーチの機内で楽しめちゃいます。お値段も350円と買いやすいので、お勧めです。
機内食を安く買う裏技があった!
ピーチの魅力的な機内食。でも、ちょっと高くて。。という人もいると思います。
実はピーチの機内食を安く買う裏ワザがあるんです。
公式には書かれていませんが、実はピーチは国内線のみ「ラストフライトセール」という割引があります。
関西空港に戻る最終便などで機内食に残りがある場合、定価の30%引きで購入することが出来るんです。
夜の関西空港行きの便などで「ラストフライトセール」に遭遇したらラッキー!お得にピーチの機内食をゲットして下さいね。
心遣いに感動!
食後、CAさんからステッカーを頂くことが出来ました。
その裏面を見てみると。。。
裏面には何とCAの方が書いて下さったメッセージが添えられていました!
この日の搭乗率は90%を超えて忙しいはずなのに、こんなメッセージまで頂いたのには感動しました。
こうしたちょっとした心遣いがお客のリピートに繋がり、黒字化の要因の一つになっているのかもしれませんね。
「親しみやすさ」がピーチ最大の武器
到着前にブログ用の写真の撮影をお願いしたところ、快く応じて下さったピーチのCAのお二方。
機内販売の時も気軽に会話に応じてもらったり、他の会社にはない「親しみやすさ」がピーチの最大の武器だと感じました。
いがモバもすっかりピーチの魅力にハマったので、これからもリピ決定です!
ピーチは今が狙い目のLCC!
・成田便はセールが取りやすい
・成田は第1ターミナルなのでアクセスが良い
・機内食が豊富で美味しい
・関空行きの便は割り引きのチャンスも
・CAさんが親しみやすい
実際にピーチに搭乗して、いがモバもその価格とサービスに大満足しました!
関東・福岡・札幌在住の方なら、今狙い目のLCCです!
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。