2017年6月18日、バニラエアの国際線で成田空港到着時にランプバスが誤誘導し、乗客の一部を国内線ターミナルに送るミスが発生しました。19日午前9時の段階でまだ10名が入国手続きが完了していません。国土交通省はバニラエアに対し厳重注意しました。(写真は該当機ではありません。)
バニラエアの香港→成田JW304便の乗客を誤誘導 国内線ロビーへ案内
対象便:2017年6月18日(日)バニラエアJW304便
17:06香港発 22:13成田着 乗客168名
事象:JW304便が成田空港に到着後、到着口への案内時に全3台のランプバスのうち1台が誤って国内線到着ロビーに乗客を案内。入国手続きを行わないまま入国できてしまう状況に。(ランプバスは東京空港交通が運行)
2017年6月19日(月)午前9時時点で、まだ10名の乗客が入国手続きが完了していない状況です。(連絡がついた乗客から順次入国手続きを実施)
国土交通省航空局がバニラエアに厳重注意
バニラエアは誤誘導による入国手続きミスを2016年4月にも発生させています。
バニラエアJW104便 成田国際空港におけるお客様誤誘導について(バニラエア公式HP)
国土交通省航空局は「誤誘導による入国手続きの不備は、適正な入国管理、税関、検疫の手続きの遵守によって担保されるべき自国内の保安上の観点から極めて遺憾」として、バニラエアに対し厳重注意しました。そのうえで、原因究明と再発防止策を至急検討し、2017年6月23日までに文章で報告することを求めています。
執筆:五十嵐 貴文
関連URL:バニラエア公式HP バニラエアJW104便 成田国際空港におけるお客様誤誘導について
関連URL:国土交通省航空局 バニラ・エア株式会社に対する厳重注意について