ガジェット系ブロガーが台北の新たな魅力を発信する「#スクートガジェ旅」企画。ASUSなど世界的なメーカーの本社がある台湾には最新のデジタルガジェットが集まり、日本未発売のモデルも充実。税金の還付制度があり、日本よりお得な買い物も楽しめます!
ガジェット系ブロガーが台北を旅する「#スクートガジェ旅」
LCC「スクート」を利用し、日本の人気ガジェット系ブロガーが世界的ガジェットの聖地・台北の魅力をお届けする「#スクートガジェ旅」。今回は以下の3名のガジェット系人気ブロガーの方に参加頂きました。
この3名にいがモバ五十嵐貴文を加えた4名で、2017年2月23日(木)~26日(日)までの3泊4日の日程で台北を旅してきました。
最新のボーイング787型機を使用したLCCスクートは全機に機内インターネットを完備し、空の上でもブログ更新が可能。まさに「空飛ぶオフィス」でした。ガジェット好きが台北に移動する際は積極的に利用したいLCCです。
きょうは桃園空港に到着後のインターネット接続や台北の熱いガジェットスポットの紹介など、デジタル三昧の記事をお届けします。日本未発売のスマホも沢山でてくるので必見です!
日本で事前に借りられる台湾用レンタルルーター
台湾に到着後、真っ先に行いたいのがネット接続ですよね。携帯キャリア大手の回線を利用している人はローミングでネット接続が簡単にできますが、ローミング料金は1日1980~2980円と割高です。
そこでお勧めなのが、現地用のWiFiルーターを日本で事前に借りていく方法です。数あるレンタル会社の中から今回は「エクスモバイル」様にルーターをお借りし、滞在中実際に使ってみました。
桃園空港に到着後、ルーターの電源をONにし本体に書かれたパスワードを入力すれば簡単にインターネットに接続できます。
エクスモバイルの台湾用ルーターの速度は?
エクスモバイルの台湾用ルーターの通信速度を計測してみると、下り(ダウンロード)は約10Mbps、上り(アップロード)は約11Mbpsとまずまずの結果に。
回線は台湾のNTTドコモ的なキャリアの「中華電信」を利用しているので、台北滞在中はエリア的な不安は全くありませんでした。
通信容量は1日300MBで、それを超えると速度制限がかかる場合があります。
そして肝心の料金は1日750円。携帯会社のローミングを使うより約3分の1の金額で利用できる計算です。事前予約が必要ですが、かなりお得になるので積極的に利用したいですよね。
さらに、エクスモバイル様といがモバのコラボ企画として、特別に10%割引になるクーポンコードがあるので、ぜひ利用してみてくださいね。
エクスモバイル×いがモバ 割引クーポンコード
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SIMフリースマホを持っている人はプリペイドSIMがおすすめ
格安スマホの浸透で、最近はSIMフリーの端末を持っている方も多いと思います。そんな方にお勧めなのが台湾の現地プリペイドSIMを利用する方法です。
入国審査の前のフロアに以下のキャリアのカウンターが設けられています。
<フロア左端>
・中華電信(Chunghwa Telecom)
・遠傳電信(FarEasTone)
・台湾大哥大(Taiwan Mobile)
<フロア右端>
・台灣之星(T STAR)
・亞太電信(Asia Pacific Telecom)
・ワイホー(wi-ho)※日本の会社
相場は3日間データ使い放題で250~300台湾ドル(約920~約1100円)とレンタルルーターよりさらに激安です。数ある会社の中でいがモバが個人的におすすめなのは、緑色の看板が目印の亞太電信(Asia Pacific Telecom)です。通信速度も良好です。
カウンターでは簡単な英語のやり取りでOKで、設定はお店の人がやってくれるので想像しているより敷居は低めです。SIMフリー端末を持っている人はぜひチャレンジしてみてくださいね。
桃園空港から電車で台北駅へ行けるように!
そして日本からの旅行客に嬉しい話題なのが、桃園空港~台北駅間の電車(MRT)の開通です。工事の遅れで何度も開業が延期されてきましたが、2017年3月2日についに正式開業しました。
桃園空港第1・第2ターミナル共に地下2階に新たにMRTの改札が完成しています。
桃園空港から台北駅までの運賃は大人片道160台湾ドル(約590円)。※2017年4月1日までは開業記念で半額
停車駅が少ない「直達車(Express)」と各駅停車の「普通車(Commuter)」のどちらを利用しても料金は変わりません。
乗車する際は台湾版Suicaの「悠遊カード」も利用できます。
「直達車(Express)」に乗車すると桃園空港から約35分で台北駅に到着します。
これまでは桃園空港~台北間の移動はバスしかなく、約1時間かかるなどアクセス面はあまり便利でなかったのですが、MRTの開通で劇的に便利になりました。
次回台北を訪れる際はぜひ新しいMRTを活用してみてくださいね。
台北にはあのシャオミの直営店がある!
ここからは台北の人気ガジェットスポットを紹介していきます。
まずは日本にも熱いファンが多い中国のスマホメーカー「小米(シャオミ)」。小米の直営店「小米之家」が台北にもあるんです。
MRT「行天宮」駅の3番出口をでてすぐのビルに「台北小米之家」があります。オレンジ色の「mi」マークが目印です。
台北小米之家の店内は小米のスマホを体験しにきた台湾の人で賑わっていました。外国人観光客の姿もちらほら。
既に台湾でも小米のスマホがかなり浸透しているのが良く分かる光景です。
コスパがさらに向上した「紅米Note4X」(RedmiNote 4X)
台北小米之家には小米の新スマホ「紅米Note4X」(RedmiNote 4X)が展示されていました。(訪れた2月の時点ではまだ未販売)
「紅米Note4X」の価格は4999台湾ドル(約18000円)。この価格でメタルボディ、CPUはSnapdragon625、メモリ3GB、4100mAhの大容量電池とスペックも充実しています。
去年いがモバの記事で紹介した「紅米Note4」 (Xiaomi Redmi Note 4)のコスパをさらに強化した機種で、かなり売れそうなスマホです。
残念ながら技適マークが無いので日本での利用は自己責任になりますが、海外用のサブスマホには良いスマホです。
「紅米Note4X」(RedmiNote 4X)の台湾版公式ページ
台北小米之家はアクセサリも充実
台北小米之家ではモバイルバッテリーやカバーなどのアクセサリも販売しています。
10000mAhのモバイルバッテリーが365台湾ドル(約1300円)と激安で、直営店の正規品なので品質面も安心です。
言葉の心配無用!台北小米之家はクレジットカードOK
海外での買い物は言葉の心配があると思いますが、台北小米之家では中国語と英語の注文票が用意されているので、自分の欲しい物に数字を書き込んでレジで渡すだけでOKです。
さらに台北小米之家ではクレジットカードの利用が可能です。中国本土の小米之家ではクレジットカードは利用できないので、これは嬉しいポイントです。
台北小米之家の近くには観光スポットの「行天宮」もあるので、ぜひ旅程に組み込んでみてくださいね。
台北小米之家(公式HP)
住所:台北市松江路273號2樓
(MRT行天宮駅3号出口すぐ)
営業時間:午前11時~夜7時
ガジェット好きにはたまらない!「台北の秋葉原」へ
台北小米之家でシャオミ端末を堪能した後はMRTで2駅南下し、「忠孝新生」駅へ。
この忠孝新生駅周辺は電気街になっていて、台北の秋葉原的なエリアとして知られています。
忠孝新生駅近くには台湾でおなじみのHTCのお店もあります。
2階には「HTCカフェ」も併設されていて、HTCファンには見逃せないお店です。
日本未発売の「HTC U Ultra」
HTCショップには日本ではまだ未発売の「HTC U Ultra」の展示も。
5.7インチの大画面の上には各種通知用のサブディスプレイが備わっていて、LGだけでなくHTCもサブディスプレイを採用したとなると、今後このスタイルのスマホが多くなっていくかもしれないですね。
本体は艶のある上品なデザインで、このまま日本でも売れそうなクオリティーでした。HTCといえばauなので、auの2017年の夏モデルで販売されたら嬉しいですね。
台北の元祖電脳ビル「光華商場」へ
台北の元祖電脳ビルとして親しまれているのが「光華商場」。MRT「忠孝新生」駅から北へ徒歩約6分ほどの場所にあります。
以前はガード下に怪しげな電脳系のテナントが集まる一画でしたが、2008年に現在の綺麗なビルに生まれ変わりました。
光華商場は個人の商店が立ち並び、アジアでは一般的な電脳ビルのスタイルです。
お店ごとに品ぞろえが全く違うので、一つひとつ見ていくだけでも時間があっという間に過ぎていきます。
光華商場でスマホが安い店「光華福利館」
いがモバらが光華商場を訪れていた際、ちょうど台湾のガジェット情報をブログ「MONOLOG.」で発信する人気ブロガーの「ものすく」さんが同じビルにいたので、念願の初対面。
ものすくさんに光華商場の数あるお店の中で、スマホが安く買えるおすすめのお店を教えて頂きました。
それがこちら、3階にある「光華福利館」です。お客さんの中には日本人の姿も。
「光華福利館」では中古のスマホだけでなく、新品のSIMフリースマホもアウトレット価格で販売。
中でも安かったのが「Zenfone Selfie」で、価格は4800台湾ドル(約17700円)。日本ではセール時を除いて2万円台で販売している商品なので、お得です。
「光華福利館」の店長さんは気さくな方で、「日本の方にも沢山来てほしい」とアピールしていました。
商品の入荷のタイミング次第でお得にスマホを買えるチャンスがあるので、台北を訪れた際にはぜひチェックしてみてくださいね。
光華商場(公式HP)
住所:台北市中正区市民大道3段8号
MRT「忠孝新生」駅より徒歩約6分
営業時間:午前10時~夜9時
台湾で一番熱い電脳ビル「三創生活(SYNTREND)」へ
光華商場の隣に2015年5月15日にオープンした「三創生活(SYNTREND)」。
三創生活には主要メーカーや通信会社の旗艦店がテナントとして入り、「台北で今一番熱い電脳ビル」として人気を集めています。
三創生活(SYNTREND)
住所:台北市中正區市民大道3段2号
営業時間:午前11時~午後9時半※
(※金・土は午後10時まで)
公式HP
三創生活を訪れたのは土曜日という事もあって、たくさんの買い物客でごった返していました。
1階の広場にはラジオの公開収録のブースも出来ていて、芸能人が楽しそうにトーク。顔ちっちゃい(笑)!
ソニーのブースには美人キャンペーンガールも登場。
カメラの撮影をお願いすると、このスマイル。流石プロですね!
日本未上陸の超人気スマホブランド「OPPO」のお店も
三創生活の1階には中国の人気スマホブランド「OPPO」のお店もあります。
日本にはまだ未進出ですが、既に台湾ではその地位を確立しつつあるようです。
自撮り性能を強化!OPPO A39
OPPOのお店ではガルマックスの猶木さんが「A39」というSIMフリースマホを購入。
「A39」はアジアで需要の多いセルフィー(自撮り)を強化した機種で、価格は7490台湾ドル(27600)円。メモリも3GBあり、アップデートで4G +3GのDSDSに対応するなど、デザイン性とコスパに優れた機種です。
この機種のレビューはガルマックスで後日公開される予定なので、楽しみですね!
時代はゲーミング?
ゲームを快適に操作できることがPCに求められる要素の一つとなっている昨今。
ゲーミングPCを打ち出すメーカーのお店も多くなっていました。
中でも賑わっていたのがRazerのブース。ノートPCに外付けグラボというRazerならではの組み合わせで、台湾の中学生くらいの子がゲームを遊び倒していました。
このように今のガジェット界の流行が一目で分かるのが三創生活の面白さです。
ガジェ旅の目玉端末!ASUS「Zenfone3 Zoom 」
そして今回の「#スクートガジェ旅」で一番見たかった端末がこちら。ASUSの新スマホ「ZenFone3 Zoom」(ZE553KL)です。
台湾で2017年2月14日に発売されたばかりの端末で、日本ではまだ発売されていない激レアなスマホです。
背面のデュアルカメラが特徴
「ZenFone3 Zoom」(ZE553KL) は背面にある2つのカメラが特徴です。
それぞれ「25mm」と「59mm」と焦点距離が違い、この2つのレンズを使い分けることで2.3倍相当のズームを実現しています。
センサーはソニー製の「IMX362」で、レンズの明るさを表すF値は1.7ととても明るいレンズです。
ただ、スペックの良いカメラを搭載しているという事でその映りに期待していたのですが、「ZenFone3 Zoom」(ZE553KL) の写真自体は至って普通でした。
唯一違いを感じたのはポートレートモード。被写体までの距離をデュアルレンズで一瞬で測れるので、後ろのぼけた写真が撮りやすいのですが、同等の写真はZenfone3でも時間をかければ撮れるのでカメラの差は大きく感じませんでした。
「ZenFone3 Zoom」(ZE553KL)の台湾版の定価は14900台湾ドル(約55000円)と他の機種と比べると割高で、ASUSとしてはあくまで派生機種としての扱いなのかもしれません。コスパの良さはASUS端末の売りでもあるので、日本発売時には価格面の改善を期待したいですね。
「ZenFone3 Zoom」(ZE553KL) 製品ページ
ノートパソコンの充電もOK!「ASUS ZenPower Max」
いがモバがASUSのガジェットで目を付けたのが、モバイルバッテリーの「ASUS ZenPower Max」。
26800mAhの大容量電池でノートPCの充電もできる「ASUS ZenPower Max」の日本の販売価格は約25000円(ASUS SHOPの場合)。一方の台湾の販売価格は4990台湾ドル(約18400円)で、日本で買うより約6600円も安く買うことができるんです。かなりお得ですよね。
このようにASUSの場合は日本で買うより台湾で買った方がお得な物も多いので、ぜひ価格を比べてみてくださいね。
海外旅行の醍醐味!税金還付の手続きも簡単
そして、ここからは海外旅行の醍醐味とも言える免税制度について紹介します。
三創生活は台湾で外国人観光客が買い物をした際の税金還付制度(TRS)に対応しています。
同じ店で1日3000台湾ドル(約11000円)以上の買い物をした人は、三創生活1階のインフォメーションセンターでパスポートなどを提示すると、税金還付用の書類を作成してくれます。
出国前に桃園空港で税還付
この書類をもって、帰国時に桃園空港などに設置されている「Tax Refund Kiosk」で還付手続きを行います。
この機械は出国審査の前の一般フロアにあり、制限区域内で手続きを行うほかの国とはシステムが違うので注意が必要です。
こうして205台湾ドル(約750円)が還付され、結果的に「ASUS ZenPower Max」を4990台湾ドル(約18400円) -205台湾ドル(約750円)=4785台湾ドル(17650円)で購入できたことになります。
日本のASUS SHOPで買うより約7350円も安く、台湾までのLCCの航空券の片道分がまかなえそうな金額です。旅も楽しめて、日本よりお得にガジェットが購入できるというのであれば行かない手はないですよね。
台湾に行った際はぜひ税金還付制度(TRS)を活用して最新ガジェットをお得にゲットしてみてくださいね。
ガジェット好きの祭典!「COMPUTEX TAIPEI」が今年も開催
今回訪問した台北では世界最大級のIT展示会「COMPUTEX TAIPEI」が毎年開催されています。今年2017年は5月30日(火)~6月3日の日程で開催されます。
「COMPUTEX TAIPEI」では台湾が本社の世界的PCメーカーASUSの最新モデルなどが真っ先に発表されるなど、見ごたえのある展示会です。ガジェット好きの方はぜひこのタイミングに合わせて台北を訪れてみてはいかがでしょうか?
ガジェット系ブロガーも台北旅を随時更新中
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「#スクートガジェ旅」 協賛企業様
- スクート 様
- エクスペディア 様
- ASUS JAPAN 様
- エクスモバイル 様
この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。