LCC「バニラエア」が9月14日に成田~ホーチミン線(台北経由)に新規就航します。日本のLCCとして初めて「以遠権」を活用して実現した路線で、片道約1万円のお得な料金で気軽にベトナムに遊びに行けるように。注目の新路線を詳しく紹介します!
【2016年10月18日追記】バニラエアのホーチミン~台北線の搭乗レポートを公開。日本人乗務員による質の高いサービスをお得に乗ることができる注目路線です!
日本のLCCで初!バニラエアが成田~ホーチミン線に新規就航
7月13日、LCC「バニラエア」から嬉しいニュースがありました。
9月14日にバニラエアが成田~ホーチミン線(タンソンニャット国際空港)に新規就航し、台湾の桃園国際空港経由で1日1往復運航する予定です。
これまでベトナムへはチャーター便を除いてLCCの定期路線が無かったので、気軽にベトナムに遊びに行ける時代がついにやってきたことになります。
バニラエアが日本のLCCで初めて利用した「以遠権」って何?
バニラエアの成田~ホーチミン線は、これまでの成田~台北の深夜便(JW105便・JW102便)を延長する形で開設されます。
これは、日本から相手国を経由し、さらに第三国への区間を営業運航する権利を認めた「以遠権」を活用したものです。
日本と台湾の間には民間航空協定で「以遠権」が認められているので、このような路線が実現したという訳なんです。
毎日1往復!バニラエアのホーチミン線のスケジュールは?
今回は経由便という事で、気になるのが実際の運航スケジュールですよね。
バニラエアの成田~ホーチミン線は1日1往復、デイリー運航されます。
スケジュールは、成田空港を17時半すぎに出発し、台北に午後8時半ごろに到着。桃園空港で一旦降機して、約1時間半後の午後10時前に桃園空港を出発。目的地のベトナム・ホーチミンのタンソンニャット国際空港には現地時刻の翌0時半ごろに到着します。
経由便なのでトータル約7時間と時間はかかりますが、約3時間ずつのフライトなので体的には楽かもしれませんね。
バニラエアの成田~ホーチミン線の運賃総額は?
バニラエアの成田~ホーチミン線は既に7月14日から販売を開始しています。
気になる片道運賃は、20キロまでの預け荷物と座席指定が含まれた「コミコミバニラ」が14690円~、預け荷物と座席指定を含まない「シンプルバニラ」が10690円~となっています。(燃油サーチャージは撤廃中)
「シンプルバニラ」でチケットを購入した場合、空港使用料と支払手数料を合わせた総額は片道12730円でした。通常時の値段でも片道1万円ちょっとでベトナムに行けるのは、かなり魅力的な料金設定ですよね。
今後ホーチミン線の就航記念セールも行われると思うので、今後のバニラエアのキャンペーンに注目したいと思います。
以遠権区間のバラ売りも!台北~ホーチミンの価格は?
以遠権を利用した路線は(今回でいうと台北~ホーチミン)バラ売りする事も認められています。(※販売座席数に限りがある)
その為、日本各地に就航している様々なLCCを利用して台北に移動して、バニラエアの台北~ホーチミン線を利用したLCCの周遊旅行も可能です。
気になる台北~ホーチミン区間の価格ですが、預け荷物と座席指定を含まない「シンプルバニラ」を利用した場合は、空港利用料と決済手数料をすべて含んだ片道の総額が2648台湾ドル(8680円)~でした。
航空会社によっては以遠権区間をかなり安い価格で販売するところもあるので、今後の人気次第ではお得な価格で売り出されるかもしれませんね。
少しずつ新しくなっているバニラエアの機内サービス
バニラエアは成田空港が拠点のLCCなので、関東在住以外の方はまだ乗った事の無い人も多いかもしれません。
いがモバは6月にバニラエアの台北~成田路線に久しぶりに搭乗したのですが、機内サービスが少し新しくなっていました。簡単に紹介したいと思います。
思わず見てしまう「注目」のプラカード
LCCでは出発前に緊急時の安全設備について客室乗務員がデモンストレーションを行います。
旅慣れている人だとあまりきちんと見ていない人も多いかもしれませんが、バニラエアでは黄色と水色の派手な「注目!」と書かれたプラカードで乗客の注目を集めていました。
これは以前はやっていなかったことなので、密かに改善したナイスアイデアだと思いました。
機内食も夏の新メニューに!
バニラエアの魅力の一つが個性的な機内食です。
6月からは夏の新メニューに変わっていました。
バニラエアの機内食は美味しい!
いがモバは新メニューの「かぼちゃとズッキーニのスパイシートマトカレー」を注文。
750円という価格にしては結構ボリュームがあって、ピリ辛のスパイシーな味わいが「夏」を感じさせます。
ドリンクには「ラ・ラバン 白スパークリングワイン」(600円)を注文。これも結構しっかりしたスパークリングワインで、レストランで注文したような本格的な料理を楽しむことができました。
成田~ホーチミン線であれば機内食を購入するタイミングも2回あるので、バニラエアの個性的なメニューを楽しむ良い機会になるかもしれませんね。
台湾桃園空港到着後は一旦降機が必要
バニラエアの成田~ホーチミン線の乗客は、台湾の桃園空港で一旦降機する必要があります。
これは先日乗ったスクートの成田~台北~シンガポール便でも同じで、機内に持ち込んだすべての手荷物を持って一旦降機し、地上係員の案内を受けて乗り継ぎ客専用の保安検査場に進みます。
バニラエアの成田~ホーチミンの区間は、行きのJW105便と帰りのJW102便を通しで利用する人は預け荷物の「スルーチェックイン」が可能です。桃園空港で預け荷物を受け取る必要はありません。
その他の便を利用する人は現状は一旦桃園空港で荷物を受け取る必要がありますが、バニラエアの加盟する「バリューアライアンス」との兼ね合いで桃園空港での手続きは今後改善するかもしれません。
バニラエアの日本語サービスで安心しながらベトナムへ!
日本のLCCで初めてのベトナム路線となるバニラエアの成田~ホーチミン線。桃園空港の乗り継ぎは少し時間がかかりますが、台北~ホーチミン区間もバニラエアの客室乗務員がサービスを担当するので、日本語の環境で安心してベトナムに行く事ができます。
価格も通常のシンプルバニラで片道約1万円とかなりお得です。今後の就航記念セールで更に安く買う事もできると思うので、これからもバニラエアの情報をチェックしてみてくださいね!
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いがモバが一足先にベトナムを取材!特集を連載!
LCCでますます身近になるベトナム。いがモバは先日一足先に取材旅行に行ってきました。
バニラエアが就航するホーチミンのタンソンニャット国際空港の交通アクセスや、ベトナムのモバイル事情、お得な両替所やグルメ情報などを連載で紹介します。
今年の夏休みにベトナム旅行に行かれる方、バニラエアでホーチミンに行こうと考えている人に有益な情報満載なので、ぜひこちらも併せてご覧ください!
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この記事はブログ「いがモバ」で掲載されたものを移管したものです。